KinKi Kids堂本剛と堂本光一の「運命の出会い」とはの画像
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 ここ数年はソロ活動が目立っていた堂本剛と堂本光一だが、今年はKinKi Kidsデビュー20周年目とあり、二人そろった活動が増えている。7月20日には20周年第1弾シングル『薔薇と太陽』、9月21日にはおよそ2年ぶり通算15枚目となるアルバム『N album』がリリースされる。また、9月29日から東京の日本武道館を皮切りにアリーナツアーがスタートする。

 剛と光一は、同じ「堂本」という名字だが、血縁関係があるわけではない。しかし、ともに1979年生まれで、姉がジャニーズ事務所に履歴書を郵送したというきっかけまで一緒だ。初めて顔を合わせた日のことを、二人は今でもはっきり覚えているという。

 91年5月5日に神奈川県の横浜アリーナで行われた光GENJIのコンサートで、それぞれジャニー喜多川社長に招待され、ボックス席に案内された。先に座っていたのは、剛。「もう1人、堂本っているんだよ」と言われながら連れていかれた光一は、そこで同じ12歳の剛に会い、「堂本です」と挨拶、剛も「堂本です」と返し、初めての会話を交わした。

 コンサートを鑑賞後、そのまま事務所がとっていた横浜のホテルで二人一緒の部屋に宿泊することに。ともに人見知りで、室内では無言の状態が続く。「8チャンネルでも見る?」「うん、8チャンネル見ようか」とテレビをつけた二人。最初に二人で一緒に見たフジテレビで、後に『LOVE LOVE 愛してる』『堂本兄弟』『KinKi Kidsのブンブブーン』など、自らの冠レギュラー番組を持つことになろうとは、そのときは想像もしていなかったに違いない。

 そして翌92年、ジャニーさんが二人を「KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)」と命名する。奈良県出身の剛、兵庫県出身の光一、関西から誕生した初のユニットとして、二人に加え、京都、大阪、和歌山、滋賀などの関西出身者のメンバーを複数名集めるのが狙いだった。ジャニーさんいわく、「(カンサイの)SがZなのがイイんだよ」とのことだったが、二人にはいまいちピンとこなかったらしい。人数編成にもいろいろな案が挙がったが、最終的には二人に落ちつき、翌93年KinKi Kidsとしてスタートする。

 ジャニーズ初の関西人で、初のデュオ。SMAPのバックダンサーとして人気が出るのも早く、その後めきめきと頭角を現していく。97年のCDデビューの際には、KinKiのために新レーベル「ジャニーズ・エンタテイメント」が設立され、同年7月21日に1stシングル『硝子の少年』、1stアルバム『A album』を同時発売、いずれもオリコン初登場第1位を獲得。シングルは、なんといきなりミリオンヒットとなった。

 ともに37歳、アラフォーになった今、ますます輝きを増す二人。デビュー20周年を迎え、今後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

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