騒音やごみ捨てなどが原因で起きる“ご近所トラブル”。実は豪邸や高級マンションで暮らす芸能人にとっても他人事ではなく、予期せぬ揉めごとに巻き込まれるケースが相次いでいるのだ。いったいどんな面々が周辺住民とトラブルを起こすことになったのか、その原因を交え、まとめてみた。
先日、ご近所との不和を週刊誌で報じられたのが、俳優の小栗旬(33)。2年前、閑静な住宅街に建てた2億5000万円の豪邸をめぐって、騒音トラブルが後を絶たないのだ。まず問題となったのが、エアコン室外機の排気音だった。地上3階、地下1階の広さを誇る豪邸のため、業務用エアコンを使っていたが、巨大な室外機が発する排気音はすさまじく、周辺住民の一人が警察へ駆け込む事態になってしまったという。そのトラブルは小型の室外機に取り替えることで解決したが、問題はそれだけでは終わらなかった。今度は、併設された稽古場を訪れる小栗の俳優仲間たちの話し声がうるさいと住民から苦情が殺到したのだ。相次ぐトラブルに小栗と住民はあいさつすら交わさなくなったといわれている。
ご近所トラブルといえば、小栗と同じくイクメンで知られる俳優の反町隆史(42)と、妻で女優の松嶋菜々子(42)も忘れてはならない。トラブルが起こったのは、5年前。自宅マンションで飼っていたドーベルマンを、反町夫妻の娘が部屋から連れ出したところ、同じフロアに住む女性にかみつき、ケガを負わせてしまったのだ。反町夫妻と被害者の間では、慰謝料と治療費を支払うことで示談が成立したようなのだが、現場を通るたびに気分が悪くなった被害者はマンションを退去。さらに賃料収入を失った不動産会社から損害賠償を求めて提訴され、控訴審判決でなんと1725万円の支払いを命じられるハメになってしまった。
あまり知られていないが、俳優の豊川悦司(54)もご近所トラブルを経験した一人だ。豊川は大好きなサーフィンを楽しもうと、海の近くに購入した中古の家を取り壊し、2013年から豪邸を建て始めたが、工事の中断を何度も余儀なくされたという。その原因となったのが、近所の高齢男性からもたらされた「工事の騒音がうるさい」「振動がひどい」「もっと基礎を深く掘れ」などといった再三のクレームだった。なんとか昨年竣工したものの、予定よりも大幅に遅れての完成だったことから、豊川の心中は新築を祝うどころか、高齢男性へのわだかまりでいっぱいだったのではなかろうか。
ご近所トラブルがたびたび起こってしまう芸能人。有名なだけに周囲の目が必要以上に厳しくなってしまうのかもしれない。