SMAP解散後を左右する「木村拓哉派VS中居正広派」芸能界の意外な勢力図の画像
SMAP解散後を左右する「木村拓哉派VS中居正広派」芸能界の意外な勢力図の画像

 1月の分裂騒動から7か月。8月14日に正式に解散が発表されたことで、一応の区切りがついたように見えたSMAP騒動だが、現在、その“正式解散”を契機に、芸能界は壮絶な地獄絵図と化そうとしている。

 木村拓哉(43)派と中居正広(44)派の“派閥抗争”が勃発寸前だというのだ。「それを明らかにしたのは、木村を“親友”と呼ぶ明石家さんま。8月27日の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で“俺、木村派や。(中略)中居も知ってる”と全国放送で啖呵を切ったんです」(ワイドショー関係者)

 また、爆笑問題の太田光も、1月の分裂騒動時から木村派であることを明言。「彼は、十数年前からキムタクファンであることを公言しています。木村派であることは明白でしたが、自身の番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)で“木村が信じてって言うんだから、それを信じればいい”と、木村を熱烈擁護。その後の『SMAP×SMAP』(フジ系)での5人での謝罪会見に対しても、“(謝罪会見の)木村拓哉はかっこよかった”と、まるで女子高生のような感想を漏らしています」(前同)

 木村派強しだが、この2人を除き、お笑い界は、ほぼ“中居派”が支配しているという。夕刊紙デスクが言う。

「ダウンタウンの松本人志は、中居と一緒に海外旅行に行くほどの仲。テレビでも、“今でも定期的につきあっているのは、中居くん”と明かすなど絆をアピール。また、『世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で長年タッグを組む笑福亭鶴瓶は、熊本震災の炊き出しにも同行し、“中居は友達”と公言しています」 さらにタモリも「中居の父親に手料理を振る舞い、ともに麻雀をするほど」(前同)の仲で、昨年秋に惜しまれつつ終了した『ヨルタモリ』(フジ系)の最終回のゲストには中居を選んでいる。

「さんま、鶴瓶、タモリの3人は、中居の父親が亡くなる直前、病院へ見舞いに行ったほど濃密な関係。他にも“困ったときは中居”と彼を尊敬するナインティナインの岡村隆史、千原ジュニアも中居派」(同)

 いずれも冠番組を持つ、有名芸人ばかり。木村の劣勢は火を見るより明らかだ。「しかし、彼は共演した俳優からの信頼が絶大なんです」と言うのは、芸能プロ幹部。木村にはドラマで共演した俳優たちが近しいというのだ。

「松たか子や水嶋ヒロは私生活でも親交があり、人気俳優の堤真一は“(木村は)礼儀正しいし気配り上手だし、演技もすごい”と絶賛しています」(前同) さらに、熊本地震の炊き出しでは、舘ひろしなどの石原軍団と同行。強力な援軍を得たともっぱらだ。そして、忘れてはならないのは、最大の味方・妻の工藤静香だ。

「解散の元凶との報道もありますが、週刊誌の直撃に“プライベートでは彼の一部”と、一蓮托生を強調。木村が孤立無援になったとしても、彼女だけは裏切らないでしょう」(同) 事実、木村本人も派閥作りを意識しているようで、こんな言動が目撃された。

「1月の分裂騒動後に開かれた、ジャニーズの決起集会では、木村は遅れて堂々と登場。ソファに腰掛けるやいなや、嵐の大野智に“大野って釣りやるんでしょ? 今度、一緒に行こうよ”といきなり話しかけたそう。ほぼ初対面レベルでの先輩ヅラに、大野は面食らったそうですが……」(同)

 木村は東山紀之や近藤真彦などの幹部と懇意にしている一方、「後輩関係が薄い。『Kis-My-Ft2』などグループ単位で面倒を見ている中居を出し抜こうと、後輩の取り込みに必死」(同)だという。キムタク劣勢で必死!?

 だが、キー局関係者は、「ここ数か月で勢力図はガラッと変わった」と、次のように明かす。

「みんな“個人的には中居派”としつつ、局単位では木村派。要はジャニーズ事務所とのつながりを考えざるをえないということ。具体的には、フジテレビは完全に木村派。TBSも、来年1月から木村主演のドラマが始まると同時に、同局の中居の番組『金曜日のスマイルたちへ』が打ち切り濃厚として噂されています。日テレの『世界仰天~』は、鶴瓶の強い意向で残るでしょうが、他にも番組が整理されるのでは……」

 芸能レポーターの石川敏男氏が今後の情勢を語る。「解散発表の前に、離脱派の他3人の説得に当たった中居ですから、今のところ現状を受け入れ、事務所に義理立てする方向のようです。ですが、田辺エージェンシーへの移籍話などもくすぶったままですし、今後どう動くか分からない。もし事務所からぞんざいに扱われたら……満を持して、一大派閥が動くかもしれません」

 芸能界全体を巻き込んだ仁義なき抗争、勝ち名乗りを上げるのは、どっちだ!?

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