簡単「電気代ダイエット」で、余分な出費を取り戻せ!の画像
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 夏は帰省や海外旅行、海に山にとレジャーも多く、ついつい財布のひもも緩みがちです。秋になって気づけば、「予想外にお金を使ってしまった!」という人も多いのではないでしょうか。楽しかった夏が終わった今こそ、一度家計を見直して、出費を取り戻すチャンス。冷房も暖房もいらないこの時期、まずは電気代の見直しから始めてみましょう。

 今年4月に始まった電気の自由化。当初は「よし、さっそく見直すぞ!」と思っていた人も、あまりに多くの会社が参入していてよく分からず、結局そのままにしてしまっていませんか。自由化から約半年がたち、ネットでは各社の評判や口コミも増えてきました。自宅の郵便番号や先月使用した電気量、契約アンペアを入力すると、どれだけ電気代がお得になるのかひと目で分かる比較検討サイトも増えました。ここであらためて、これらのサイトを参考に電力会社の乗り換えを考えるのはいかがでしょうか。

 現在評判がいいのは石油会社系の電力会社ですが、これは毎日車に乗り、ガソリンを使う世帯には有効ですが、自家用車を持たない世帯にはメリットがありません。

 家族全員が携帯やスマホを持つ世帯ならば、契約している携帯会社の電力会社がオススメですが、携帯をあまり使わない、おじいちゃんおばあちゃん世帯ではお得ではないかも……など、電力会社ごとの割引価格だけでなく、その会社の本業も考慮しつつ「どれが我が家の家計にお得なのか」をしっかり検討する必要があります。

 他に、契約アンペアをあらためて見直してみるのもいいかもしれません。契約アンペアによって月々かかる電気代が変わるのは知っていますか。東京電力を例にすると、契約アンペアによる基本料金は以下のようになります。月々の使用量のお知らせにも記載されていますが、ブレーカーを見ると、その色によって契約アンペアが分かるようになっています。

 下記は契約アンペア、その基本料金とブレーカーの色です。 【10Aの場合】280.80円、赤 【15Aの場合】421.20円、桃色 【20Aの場合】561.60円、黄色 【30Aの場合】842.40円、緑 【40Aの場合】1123.20円、灰色 【50Aの場合】1404.00円、茶色 【60Aの場合】1684.80円、紫

 一般家庭では30~40アンペアが多いようですが、一戸建てで各部屋にエアコンがあり、同時につけることも多い場合はすぐに落ちてしまうかもしれません。その場合、この機会に契約アンペアを上げるといいかもしれません。

 逆に、今年子どもたちが独立して夫婦二人になったというのに、昨年と同じ60アンペアのまま継続して使っているという人はいませんか。もし、まだ現役で働いているご夫婦二人ならば、日中はほとんど使用しないので30~40アンペアでも十分。アンペアを落とすだけで月々500円以上、年間約6000円~13500円もの違いが出ます。

「一生懸命節電しているのに、なぜこんなに電気代が高いの?」と思っている人は、一度契約アンペアを見直してみてください。冬にはイベントがめじろ押し、そして本格的に暖房を使うようになって、また出費がかさむ! なんてことにならないように、体だけでなく電気代もしっかりダイエットしておきましょう!

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