SMAPはデビュー前からすごかった? ジャニーズでも異例の“経歴”の画像
SMAPはデビュー前からすごかった? ジャニーズでも異例の“経歴”の画像

 KinKi Kidsは、1997年の歌手デビュー前から、ドラマに出演していた。他のジャニーズJr.も、コンサートやユニット別公演などで、Jr.の頃から表舞台に立つことが多いため、突然の現場であっても慌てることなく対応できる度胸がある。この「デビュー前」というのがミソで、原石である10代のうちに、いかに経験を積めるかというのが、20代になってからのジャニーズアイドルの明暗を分ける。

 今年の大みそかで解散するSMAPの場合は、その経験も豊富だった。88年に6人で結成され、翌89年にはジャニーズタレント初の偉業を達成した。それは、初のタイアップCMだ。商品名は『森永乳業 SMAP』、なんとグループ名がついた乳酸飲料が発売されていたのだ。

 CMでは、中居正広を中心とした6人が「SMAP!」と叫んだ後、紙パッケージの商品を次々と取っていくシーンからスタート。SMAPの前身グループは「スケートボーイズ」なので、さっそうとスケボーに乗って、街や公園、ビル、線路などを疾走する。CG加工され、まさに全速力というイメージの映像だ。BGMは、彼ら自身による『SMAP』という曲で、コアなファンでさえ、生で聴いた回数が少ないという同曲は、後にデビュー曲『Can’t Stop!!-LOVING-』のカップリング曲になった。

 ちなみにスケートボーイズ時代には、トンボ学生服のCMにガクラン姿で出演。最年少の香取慎吾は、このときまだ小学6年生で、CMに出た年の春、中学校に進学している。キャッチコピーは「超えてる黒だ。ハイパーブラック」で、その名のとおり真っ黒の制服を身につけ、一糸乱れぬダンスを披露している。

 デビュー前からいろいろな経験を積んで成長していくジャニーズアイドルたち。SMAPは解散してしまうが、これからも彼らのようなグループが世に出てくるのを楽しみにしたい。

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