筧美和子「結婚して、お母さんになって、それでまた今の仕事に復帰するのが理想です」ズバリ本音で美女トークの画像
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 今回は、モデルとして人気を集めるだけでなく、ドラマやCMなど、活躍の幅を広げて、男性の視線を釘づけにする筧美和子さんの登場だ。彼女が出演している公開中の映画『闇金ウシジマくん Part3』の撮影秘話から恋愛観まで、いろいろ聞いちゃいました!

――このたび出演された映画『闇金ウシジマくん Part3』が大好評ですね。

筧:ありがとうございます。私、原作コミックスの大ファンだったので、本当に出たかった映画なんですよ。

――『ウシジマくん』って、闇金のカリスマ社長・ウシジマと債務者たちの壮絶な生き様を描いた、ものすごくアウトローな漫画ですよね。筧さんのイメージからすると、ちょっと意外です。

筧:私も最初読んだときは、ちょっと正視できない場面もあったんですけど、読み進めていくうちにハマっちゃって(笑)。

――どんなところで病みつきになったんですか?

筧:債務者たちは、とにかく“ダメ人間”なんですけど、どこか憎めないというか、なぜか共感できるところもあって……。ちょっと道を踏み外したら、自分もそっちに行っちゃいそうな気がしてくるんです。そんな人間臭さが妙にリアルで、のめり込んじゃいました。

――そんなに思い入れのある作品ってことは、今回の花蓮役も、自ら志願したんですか?

筧:そうではないんです。実はオーディションを受けた段階では、いくつかの役があって、どの役になるか分からなかったんです。最終的に花蓮役に選ばれたときは、自分に合っている役がいただけて、うれしかったですね。

――清純派の筧さんが夜の蝶の役に合っているとは?

筧:役の設定の年齢と自分の年が近いっていうのもあるのかもしれませんが、共感できるんですよ。したたかな女なんですけど、どこか弱さというか、人間っぽさが感じられるんです。たとえば、乃木坂46の白石麻衣ちゃんが演じている仲のいい友達・りながタレントとして成功している姿を見て、コンプレックスを感じたり、焦りが芽生えたり……。

――その焦りから、人を騙すということに突っ走っちゃうわけですね。

筧:そうそう。そういう気持ちがよぎることって、この世代の子はあると思うんです。みんなどこかでブレーキはかけるけど、外れたらどこに行っちゃうか分からない危うさがある。だから、実は花蓮も普通の女の子なんだと思いますよ。

――確かに。夜の蝶って派手なイメージがあるんですけど、花蓮って、どこか普通っぽい感じが出てました。そういえば、下着になるシーンもありましたが、つけている下着も地味な感じでしたね(笑)。

筧:アハハハ。実はアレ、山口雅俊監督が選んだんです。“コレが一番、花蓮っぽい”って。

――なるほど。キャラクターに対する“リアル”を追求しているわけですね。ところで、下着になるのには抵抗ありませんでした?

筧:そういうシーンがあることは覚悟していましたから平気でした。グラビアで水着にもなってますし(笑)。でも、ちょっと恥ずかしい部分もありましたね。

――どんなところが?

筧:これも山口監督のこだわりなんですが、ストッキングをはいてるんです。ワンピースを脱いだら、ストッキングごしに下着が透けてるんですよ。当たり前と言えばそうなんですが、グラビア撮影では、そういうのって、ないじゃないですか。はいてるほうが逆に恥ずかしかったです(笑)。山口監督は、そういうこだわりというか、細かい作り込みが徹底していましたね。でも、そういうリアルを追求するところが、作品を作るってことなんだなあと、あらためて感じました。

――筧さんご自身では、どの辺にこだわりましたか?

筧:役になりきるために、実際の夜のお店を見学したり、働いている人に話を聞いたりして勉強しました。かなり役に立ちましたよ。初対面のときと常連さんになったときでは、お客さんとの距離の取り方や、同伴出勤前とアフターとでは間の取り方とかが微妙に違うんです。ぜひ、そんなところに注目していただきたいですね。

――その常連客・加茂役を演じた『オリエンタルラジオ』藤森慎吾さんの印象はいかがでしたか?

筧:ホントに器用な方でしたね。休憩中とかは、ずーっとしゃべっているんですけど、本番が始まると、すぐに切り替わるんです。あと、現場では急にセリフをガラッと変えられることもよくあったんですけど、それにも全部、瞬時に対応されていて……すごいなと。私なんか、すごく考え込んじゃって、それが悪循環になって、うまく対応できなくて(苦笑)。

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