人気急上昇のカズレーザー“さらにブレイクが予想される”理由の画像
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 昨年の『M‐1グランプリ2015』(テレビ朝日系)で決勝に進出して一気に知名度が上がり、現在、多くのバラエティ番組などに出演している、お笑いコンビ「メイプル超合金」。そのボケ担当のカズレーザー(32)の過去のエピソードが、全身真っ赤な服に金髪という強烈な見た目以上に面白いと話題になっている。

 シュールで暴走気味のボケを放つカズレーザーだが、なんと同志社大学卒の高学歴で、趣味は読書と美術館巡り。そのインテリぶりは2月放送のクイズ番組『Qさま!!』(テレビ朝日系)の「ヤング学力王No.1決定戦」で優勝したことでも証明されている。

 また、学生時代は喜劇研究会に所属していて、現在、お笑いコンビ「さらば青春の光」として活動する東口宜隆(30)と「フルハウス」というコンビ名で活動していた。当時から「レッドさん」と呼ばれるほど赤い服にこだわりを持ち、プライベートもステージも全身赤色の服を愛用。就職活動で某玩具会社の説明会に行ったときも、「服装自由」という言葉をうのみにして金髪と全身赤色の姿で出席したそうだ。これは漫画やアニメで有名な『コブラ』の影響で、主人公の宇宙海賊コブラに憧れ、全身真っ赤なコスチュームに身を包んでいると公言している。

 しかし大学卒業後の就職は某銀行に内定していたのに、「とにかく働きたくない」と辞退して芸人を目指し、お笑い芸人養成所の「TOKYO☆笑BIZ」に入学。なぜ芸人だったかというと、芸術家など、何になるかをいろいろ考えたあげく、消去法でたどり着いた結論だったらしい。卒業後はピン芸人としてデビューし、『仮面ライダーV3』に出てくる怪人のカニレーザーと本名の「和令(かずのり)」を合わせ、芸名をカズレーザーにしたとか。ピン芸人としての6年間はショートコントをやっていたが、スベり続きだったそうで、マネージャーには「このままスベり続けて死ぬか、コンビを組むのかどっちなんだ」などと追い込まれていた。しかし、本人は好きなネタができるだけで楽しかったらしい。

 ピン芸人を諦めたカズレーザーは、お笑いコンビ「ぷち観音」を解散したばかりの安藤なつ(35)を狙い、「今ちょうど130キロの女性の相方を探していたんです」とかなり強引に勧誘。いったんは断られたのだが、その後、安藤に男性芸人が次々に体当たりしていくお笑いライブの企画に参加し、男性芸人たちがなぎ倒される中、見事にカズレーザーだけが安藤を投げ飛ばした。そして楽屋に戻ったカズレーザーは謝るより先に、いきなり「コンビ組みませんか?」と再度誘ったのだという。それまで誘いを断っていた安藤だったが、最後は根負けし、2012年8月に「メイプル超合金」を結成。コンビ結成後、安藤は「カズは頭がいいので、結成したばかりの頃はついていくだけで必死だった」と語っている。ちなみに二人は芸に集中するためのルールとして、恋愛禁止と決めているそうだ。

 現在、深夜の情報バラエティ番組『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)で女性の悩みを解決するコーナー「カズレーザークリニック」で準レギュラーを務めていて、女性の恋愛や仕事の悩みを一刀両断してしまう、見事な正論コメントが注目を浴びている。イケメンでマッチョでインテリでコメント能力も高い……実はカズレーザーはとんでもないマルチなお笑いタレントなのかもしれない。

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