その肌荒れ、本当に乾燥のせい? やりがち「間違い肌ケア」に要注意!の画像
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「最近肌が荒れに荒れまくっている」「秋は乾燥するから、もっともっと保湿しなきゃ!」とスキンケアに励んでいるアナタ、ちょっと待ってください、保湿も大事ですが、その原因はただの乾燥ではないかもしれません。保湿に気をつけているけれど肌荒れが改善しない、という人は原因を見直してみましょう。肌荒れがあまりにもひどい人は、自分でどうにかする前に、皮膚科や専門医を訪ねることをオススメします。

 たんに空気による乾燥の場合は、クリームなどによる、しっかりとした保湿ケアを行います。しかし、それを毎日するのではなく、間隔を空けて定期的に行ってみてください。そうすると、自分自身の肌が持つ保湿力を損なうことなく、乾燥が改善されていきます。肌の状態や生活環境によって多少変わりますが、保湿のために、“過度に”クリームなどを使うと、使わなかったときの肌への反動が強くなります。保湿は大事ですが、肌本来の力を弱めてしまうので、やり過ぎには気をつけましょう。

 この季節、肌荒れにかゆみをともなう場合は、乾燥だけでなく、花粉によるものかもしれません。花粉は秋にも飛んでおり、地域にもよりますがイネ科やブタクサ、ヨモギやアサ科のカナムグラといった植物があります。花粉が肌に付着しても健康な肌ならば特に問題はありませんが、皮膚にダメージがあったり、乾燥していると、アレルギー反応が起こる場合もあります。また化粧品の成分と花粉が化学反応を起こして、じんましんができる可能性があるかもしれません。肌に異常があった場合は、市販の抗アレルギー薬を飲むか、皮膚科へ行くのが賢明です。

「乾燥してきたから」と、ケアに力を入れようと、新しい化粧品にチャレンジするのも要注意です。もしその化粧品が肌に合わなかった場合、乾燥している肌はデリケートになっているため、かぶれなどのトラブルが起こる可能性もあります。日頃から使い慣れている化粧品を使い続けるほうが無難でしょう。ただし、季節の変わりめで体のバリア機能が弱くなっていると、ごくまれに肌荒れしてしまうこともあるのがやっかいなところです。

 肌の健康は、体の健康から。ストレスをためない、睡眠を適切にとる、食生活を見直す、といったことも大切です。乾燥してきたからといって、急にケアを始めるのではなく、普段から少しずつ気をつけて、肌の負担を和らげましょう。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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