5人組「Sexy Zone」に、“3人組”で活動していた過去が!?の画像
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 今年デビュー5周年にあたるSexy Zone。5人で迎える5周年という節目は、本人たちはもちろんのこと、ファンも喜びひとしおである。なぜなら、彼らがここまでくるには、メンバーが別々に活動するという過去があったからだ。

 セクゾはもともと、ジャニーズJr.時代から人気があった中島健人と菊池風磨に、鳴り物入りで入所した佐藤勝利を加えた年長組と、当時まだ小学生だったハーフのマリウス葉、中学生だった松島聡の弟組が合体して誕生した。当初から、フロントメンバーの三人とバックメンバーの二人の間には、歴然とした差が生まれていた。実績がある中島と菊池が優遇されるのはしかたがないのかもしれないが、CDジャケットやアイドル雑誌で年長組と年少組の扱いの違いが、ファンの間でも問題視されていた。

 そしてデビューから3年後、決定的な出来事が起こってしまう。フロント三人がセクゾの固定メンバーとなり、マリウスは、先輩Jr.で現在はユニット「Prince」の岩橋玄樹と神宮寺勇太とともに「Sexy Boyz」として、松島は“松”つながりで、後輩Jr.の松田元太と松倉海斗とともに「Sexy 松(Show)」として、別に活動することになったのだ。セクゾ脱退というわけではなかったが、新生セクゾのCDジャケットから、二人の顔は消えてしまう。Sexy BoyzとSexy 松はセクゾの弟分ユニットとして「Sexy Family」となり、中島、菊池、佐藤以外のメンバーは、リリースやイベントのたびに入れ変わることになったのだ。

 当時未成年で、実家がある静岡県内の学校に通っていた松島は、こなせる芸能活動が極端に限られていた。家族も、彼の芸能活動に協力的ではなかったようだ。出られる番組や時間帯にも制限があり、完全燃焼というわけにはいかない。

 一方マリウスはドイツ生まれのドイツ育ちで、アイドル活動はおろか、日本語にも少し不安が残る状態だった。空気を読まない天真爛漫さが、小学生だった彼のセールスポイントだったが、グループ活動に支障をきたすこともしばしば。松島、マリウスともに将来性を買われてのメンバー入りだったが、セクゾ結成当初は経験を積んでいる先輩三人との差は明らかだった。

 セクゾは、Kis-My-Ft2と同じ年にデビュー。キスマイもデビュー当初、フロントの三人と後ろの四人との間に格差があるといわれていた。しかし、SMAP中居正広が“じゃない四人”を集めたユニット「舞祭組」をプロデュースしたことでブレイク。SMAPと共演することも増え、それぞれが活躍するようになり、グループ内格差はなくなった。

 セクゾから生まれたユニットも舞祭組のようになる可能性もあったのかもしれないが、5周年の今年、Sexy BoyzとSexy 松は事実上解散となり、セクゾはあらためてメンバー五人に戻った。五人で5都市ライブツアーを行い、5周年記念ベストアルバムを11月16日に発売する。ファンたちは「五人そろってこそセクゾ」と大喜びだ。別々の活動を経て、再始動したセクゾ。今後の活躍から目が離せない。

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