大谷翔平にやはり密約?「二刀流をメジャーが喜ぶ」理由とは?の画像
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 今年のペナントレースでの日本ハムの大逆転優勝は、大谷翔平を抜きに語ることはできないだろう。

「まず投手としては、3年連続で2桁勝利(10勝)を挙げただけでなく、防御率は規定投球回数に達しなかったものの、パの最優秀防御率投手(石川歩)を上回る1.86。規定に足りなかったのは3回だけですから、実質“パで一番打たれなかった投手”と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

 それ以外にも、日本最速の164キロを記録。これには誰もが度肝を抜かれた。一方、打者としても、「規定打席には約60打席足りませんでしたが、打率.322、本塁打22本ですからね。シーズンを通して打者に専念していたら、三冠王も狙えるほどの成績になったんじゃないでしょうか」(前同)

 そんな“漫画の主人公”のような活躍を見せた大谷を球団が手放すはずもないのだが、なぜか、ここにきて、水面下で大谷の去就問題に注目が集まっている。「入団時に交わしたといわれている“手形”の期限がそろそろなんじゃないかという噂があるんです」(ベテラン野球記者)

 4年前、メジャー挑戦を明言していた大谷の意志は固く、ドラフト会議で強行指名したのは日本ハム、1球団だけだった。「それだけ頑なだった大谷を説き伏せたということは、メジャー移籍の密約があった可能性が高い」(前同)

 この「密約説」に関しては、以前にも本誌で報じてきた。その内容は“本人が意向を示したら速やかに”“日本で5年”など諸説あったが、優勝を果たした今年にその動きが見られないことから、事情通の間では、いよいよ“5年説が濃厚”という話になってきたのだ。もし5年ということになれば、来オフに23歳で渡米することになる大谷に、メジャー関係者も希少価値を見いだしているという。

「アメリカに行くとしたら、投手として行くことになるでしょう。常時160キロを超える速球と、落差の大きい多彩な変化球も、十分な“希少価値”ですが、それ以上に“肩の消耗具合”が希少なんです」(在米のスポーツジャーナリスト)

 レンジャーズのダルビッシュ有も、ヤンキースの田中将大も、日本で7シーズンを過ごし、その間、1年で200イニング前後を投げ抜いてきた。対する大谷は、今のところ4期を平均すると130イニング程度。「さらに大谷は、高校時代に甲子園での連投も経験していません。投球フォームもしなやかで、ケガの心配は極端に少ない」(前同)

 メジャーでの中4日登板は想像以上に過酷。ダルも田中も、ケガに泣かされた。類い稀なる才能に、消耗していない肩を持つ大谷の期待値が高いのは間違いないだろう。はたして田中の「7年1億5500万ドル」を超える契約と、大谷の勇姿を近い将来見ることができるのか。非常に楽しみだ。

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