――でも、劇中で「キラより面白いもの、見せてあげる」と凄む表情が印象的でしたよ。

川栄 フフフ。なんて言うんですかね。ワクワクすると言うか、ノートを初めて持ったときの気持ちを、そのまま表現しました。

――さくらの周りで次々と人が死んでいく……というシーンを見た感想は?

川栄 エキストラの方も1500人くらいいて……。

――1500人! それはまた大掛かりですね。

川栄 ですよね~。ホントにビックリしました。さくらからしてみれば、これだけの人たちを自分の思い通りに操っている感じなので、さぞ爽快でしょうね(笑)。

――川栄さんのそばで車が爆発する場面もありましたね。

川栄 そうそう。CGを使うのかなって思っていたんですけど、実際に爆破させたんです。かなり驚きましたね。笑みを浮かべてノートに名前を書きながら、“いつ爆発するんだろう”って、ビクビクしてました(笑)。

――その笑い方も、不気味な薄ら笑いって感じでインパクトありましたが、何か研究されたんですか?

川栄 いつもは何も言わない監督も、目つきだけは「もっと鋭い感じで!」って、何度も撮り直しました。結果は自分が想像しているよりも、ちょっと怖いというか、不気味になったかなって思いましたけど。

――まさに新境地ですね。

川栄 映画は今回が2作目なんです。1作目のときは何がなんだかよく分からない状態で(苦笑)。でも、今回は自分の中で、ちゃんと映画を撮るんだっていう意識を持って臨めましたね。

――女優・川栄李奈として、これからも大きな期待が持てそうですね。話は変わりますが、今年1月に初のフォトブック『これから』を出されましたが、その中で恋愛観を綴っていましたね。<AKB48は恋愛禁止だけどバレなきゃいい、と思います>と。

川栄 ハハハハハ(笑)。

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