最近は、ナインティナインの岡村隆史(46)も、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)での発言が話題になるが、評価は松本、太田には遠く及ばない。「舛添要一前都知事が辞職した際には、“人間なんて叩いたらホコリが出る。完璧な人間なんていてへん”、高知東生のシャブ逮捕には、“芸能界が薬物汚染みたいになっているって思われるのは、すごい嫌や”と発言。お笑い芸人としては扱いづらいテーマにも積極的に触れてはいますが、内容に面白みがなく、切り口も一般人と変わりません。コメンテーターとしてはもうひとつですね」(芸能記者)

 では、春にCSで『日本国憲法TV』という番組をスタートさせるなど政治的活動が顕著になっており、政界進出の噂が消えないロンドンブーツ1号2号の田村淳(42)はどうか?「フォロワー数200万人超を誇るツイッターでのガチンコなメディア批判、政治批判に、若者の支持は集まるようですが、学級委員的な青臭い理想論が多く、清濁併せ呑む器量がない。発言の影響力はあるんですが、コメンテーターとしては考え方に偏りが強すぎて、扱いづらいでしょう」(前出の放送作家)

 彼が時事問題を扱える番組が、ローカル局、CS、BS番組に限られていることが、その証拠だろう。

 田村淳と、また違った意味でガチンコなのは、ゲス不倫騒動のさなか、ベッキーが週刊文春に手記を寄せたことに対して、レギュラー出演する『白熱ライブ ビビット』(TBS系)で「あざとい」と発言して炎上した、オリエンタルラジオの中田敦彦(34)だろう。「慶應卒のインテリキャラを生かしたポジション作りに躍起ですよね。ただ、発言やキャラクターに隙がなく、人間としてのかわいらしさが伝わってこない。あざといのは自分のほうでしょう(笑)。今のキャラでは、視聴者の支持を得るのは難しいのでは」(前同)

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