Hey!Say!JUMP伊野尾慧、テキトー王子の「意外な勉強家」ぶりの画像
Hey!Say!JUMP伊野尾慧、テキトー王子の「意外な勉強家」ぶりの画像

 ただいま大ブレイク中といえるのは、Hey!Say!JUMP伊野尾慧だ。現在26歳で、ジャニーズ歴は15年。入所直後から、かわいらしい容姿で出世が早そうだといわれていたが、なんとおよそ2年間どこのユニットにも属さない“無所属Jr.”だった。一時期、同期のKis-My-Ft2二階堂高嗣、宮田俊哉とともに、キスマイ初期メンバーに選抜されたが、結果を出す前に脱退となった。

 そんな伊野尾が脚光を浴びることになったのは、昨年JUMPが『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のチャリティパーソナリティーに選ばれるや、先輩のV6岡田准一や千原ジュニアなどが「かわいい」とベタ褒めしたのが始まりだ。空気を読まない独特な発言が注目され、“テキトー”キャラとして人気者になり、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜レギュラー、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のレギュラーMCに抜擢された。さらに来年には、初の主演映画『ピーチガール』の公開が控えている。こうして伊野尾は、「JUMPの最終兵器」と呼ばれ、快進撃を続けている。

 これほどまでの逸材が、なぜ今まで表舞台に出てこなかったのか。それは、伊野尾の経歴にある。セルフプロモーションも必須のジャニーズアイドルにおいて、フロントメンバーになれなかった伊野尾が専念したのは、勉学だった。舞台やステージの設計などに興味を抱いた伊野尾は、2009年、明治大学理工学部建築学科に入学する。ジャニーズ初の建築アイドルの誕生である。その頃、ちょうど個人としての仕事がなかったため、まじめに大学へ通い、学業に没頭した。

 その中で、東北の被災地に通って仮設住宅に泊まり込んで話を聞いたり、住宅再建や防波堤の建設を研究したこともあった。また、ドイツの大学でチームメンバーと発表会に参加するなど、学問を通じてコミュニケーション能力を養った。

 結果、留年することもなく13年に卒業。卒業後は、これまでのブランクを挽回するかのような勢いで、新しい仕事に次々と挑戦していった。つねにマイペースで、周りに流されないところもセールスポイントとなり、今の人気につながっていく。

 他のメンバーに比べるとタレントとしての経験が少なく、バラエティ番組でまごつくこともしばしばだが、その初々しさすら魅力になっているようだ。これからますます活躍しそうな伊野尾に注目したい。

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