『黒い十人の女』脚本バカリズム、女性から高評価「女心わかってる」の画像
『黒い十人の女』脚本バカリズム、女性から高評価「女心わかってる」の画像

 ドラマ『黒い十人の女』(日本テレビ系)の第5話が10月27日に放送され、その脚本を務めるお笑い芸人のバカリズム(40)に「女心がわかってる」と女性視聴者から感嘆の声が上がっている。

 同作は1961年公開の同名映画をリメイクしたドラマで、船越英一郎(56)が妻の他に9人の愛人がいるテレビ局プロデューサーの風松吉を演じている。第5話ではついに愛人9人全員の正体が明らかになり、泥沼の不倫模様が描かれたが、特に話題を集めたのは、成海璃子(24)演じる久未と松吉との駆け引き。10股されていることが我慢できず、別れを切り出した久未に対して風は「そっか、分かった」とあっさり承諾。「連絡してこないでね」と念を押されても、「分かった」と即答する松吉に「なにそれ!?」と久美が逆ギレする様子が描かれた。

 このシーンに「自分から振っておいて逆ギレ……でもめっちゃ分かる」「こんなふうに身を引かれたら追いかけちゃうよね」と共感する女性が続出。さらに「バカリズムの中身、女子でしょ!?」「怖いくらい女心分かってるなあ……」と脚本のバカリズムを称賛する声が上がった。

「バカリズムはインタビューで、登場人物の誰にも共感せずに脚本を書いたと明かしていました。そもそも本人が独身ですし、不倫している人の気持ちは分からないと語っています」と、ドラマ事情に詳しい芸能誌ライターは説明する。ドラマで描かれた女性心理は実体験に基づいたものではないらしい。

 しかし、バカリズムへの女性からの共感は絶大なようだ。2015年のお笑い番組『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)で、「女子力低いとアピールする女子」「恋と仕事なら仕事を取るとアピールする女子」といった“女子あるある”を詰め込んだコントを披露した際には「リアリティーがありすぎる!」と大反響。また、過去にはOLになりきって3年間ブログを更新していたこともある。普通のOLの日常をつづったこのブログは、女子が読んでもかなりリアルだと話題となり、後に書籍化されている。

 鋭い洞察力から作られる、完成度の高いコントで評価されてきたバカリズム。芸人の枠を超えて、脚本家としての活動がさらに増えていきそうだ。

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