小池百合子か、それとも?「総理大臣に一番近い」女性政治家ランキングの画像
小池百合子か、それとも?「総理大臣に一番近い」女性政治家ランキングの画像

 イギリスのメイ首相にドイツのメルケル首相、そしてお隣韓国は朴槿恵大統領……海外では一国の首長が男性でないことは珍しくない。さて我が国では、いつ誰が初戴冠するのか?

 “安倍一強”と評される今の政界で「女性首相」を想像するのは至難の業だろう。だが、世界に目を転じれば、女性が一国の長を務めることは決して珍しくない。

 国際政治ジャーナリストの山村明義氏が言う。「首相では05年にドイツのメルケル首相、10年にオーストラリアのギラード首相、今年はイギリスでメイ首相が誕生しました。また大統領でも、07年にインドでプラティバ・パシル大統領、14年に韓国で朴槿恵大統領が選出されています。今や女性首相、女性大統領が誕生することが国際政治のトレンドと言っても過言ではありません」

 そして、今年11月にはヒラリー・クリントン氏が米国初の女性大統領に選ばれる可能性も高い。だが日本では、自民党総裁の任期を、連続2期6年から3期9年に延長することを党・政治制度改革実行本部が了承。これで安倍首相は、最長で2021年まで政権を維持することが可能になった。

 しかし、政治の世界は「一寸先は闇」。盤石に見える安倍政権ではあるが、「これ以上、アベノミクスの行き詰まりが明確になれば、民心も離れるでしょう。12月の日ロ首脳会談で話し合う予定の北方領土返還交渉も、成り行き次第では大きな火種になる。閣僚の不祥事や失言で支持率が急落することだってありえます」(全国紙政治部記者)

 そうした状況を鑑みると、その閉塞感を一掃するために、世界情勢に倣って日本初の女性総理を担ぐ動きが出る可能性も決して低くはないと言えるだろう。そうなった場合、その総理の椅子に最も近い女性政治家は誰なのか?

「やはり、小池百合子東京都知事(64)でしょう。男性社会特有の根回し、談合といった部分に真っ向から斬り込む実行力が小池旋風といわれる大きなうねり、支持率の高さを生み出した。彼女は国政の経験も豊富ですし、今の勢いを維持拡大していけば、東京五輪が終わる頃に国政に復帰して総理を目指すという展開も十分に考えられます」(前出の山村氏)

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