結果は11着。ニュースでは、「武豊、落胆」という文字が飛び交ったようですね。でも、これが競馬。斎藤誠先生をはじめとするスタッフ、オーナー、最後まで頑張ったヌーヴォレコルトには、感謝の気持ちしかありません。

 本当に勇気あるトライでした。いつの日か、日本馬で、ブリーダーズカップを勝ちたい――夢を諦めたりはしません。そのためには、自分自身も、うつむかず、腐らず、前を向いて。もっともっと、もっと勝てる騎手を目指します。

 今週末、20日のメインレースは、京都が舞台のG1「マイルチャンピオンシップ」です。パートナーはディサイファ。すでにG3を2つ、G2を2つ勝っている彼にとって、G1のタイトルは喉から手が出るほど欲しい勲章です。

 振り返ると、3年前にこのレースを勝ったトーセンラーも、中・長距離路線からマイルに変えたことで勲章をつかみ取りました。脚質も、性格も違う2頭ですが、目指すところは同じです。スタッフに大きな夢を託された僕も、勇気を持って騎乗したいと思います。

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