さて、アイドル業界に目を向けてみよう。まずは、本人たちも認めるほどの不仲を誇るのがKinki Kidsである。「番組で共演した近藤真彦が“君たち何年もやってて電話番号知らないってねえ……”と暴露したことで、堂本剛と光一の不仲がバレました。女性週刊誌のインタビューでは剛が、“光一のことは到底理解できない”とする一方で、“(不仲ではないことを)弁解するのも面倒くさい”とぼやいていました」(前出の芸能記者)

 一見、アットホームな雰囲気のV6にも、火種が存在する。「井ノ原快彦が、岡田准一、三宅健、森田剛の3人から嫌われているそうですよ。原因は彼の熱すぎる性格。特に森田は結成当初から井ノ原と仲が悪く、楽屋でも避けていたそうですが、それでも井ノ原は小姑のような小言を言ってくるんだとか。今では、森田は右から左に受け流しているようです」(ヘアメイク)

 男性よりも泥沼必至な女性アイドルグループだが、やはり、そこら中で紛争が勃発しているようだ。「AKB48は、選抜メンバーとそれ以外の仲が最悪といわれています。ライブ時、上位メンバーは楽屋を占領し、くつろいでいるところ、後輩の下位メンバーの居場所は廊下。荷物も廊下、食事も廊下でするそうです」(アイドルライター)

 特に態度がデカいのが、「渡辺麻友、柏木由紀、指原莉乃で、その後輩に当たる島崎遥香はさらに態度が悪く、上位3人とも仲が悪いので一人別行動をすることが多い」(前同)という。他にも、エース級同士は仲違いするのが常だそうだ。

「松井珠理奈と卒業した松井玲奈、山本彩と同じく卒業した渡辺美優紀、などですね。渡辺は卒業公演時、“彩ちゃんとは友達みたいな関係になれなかったけど”と公言し、仲の悪さを認めました」(同)

 さらに乃木坂46もバチバチが絶えないといわれる。「西野七瀬と白石麻衣が対立している、という話はよく聞きます。白石がグループのリーダー格なんですが、彼女が西野を率先して“ハブ”にしているそう。過去には、不倫報道があった松村沙友理も“あんたのせいで紅白に落選した!”とメンバー間で責められ、仲間外れにされていたこともあるとか」(同)

 しかし、“女は怖い”と思うのは早計で、「仲良しこよしだけではやっていけない」と言うのは、芸能評論家の三杉武氏だ。「特にAKB系は総選挙もありますし、ライバル関係はあって当然。自分が上位にいくためには人を蹴落としてでも、というハングリー精神がないとやっていけない。みんな、そういった修羅場をくぐり、卒業後にライバルのアングルが解消されると仲良くなったりするものです」

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