SMAP中居正広「5万人の空気を一変!」光GENJIのステージで見せた“リーダー資質”の画像
SMAP中居正広「5万人の空気を一変!」光GENJIのステージで見せた“リーダー資質”の画像

 SMAP中居正広は人心掌握術に定評がある。小学生の頃から野球に打ち込み、キャプテンまで務めていた中居には、体育会系の精神が身についているのかもしれない。場の空気を読み、まとめあげる能力は、ジャニーズタレント随一といっていい。そのリーダーとしての資質は、まだSMAPがスケートボーイズとして、光GENJIのバックダンサーをしていた頃から発揮されていたという。

 1991年のその日、光GENJIのコンサートで、SMAPの歌手デビューが発表される予定だった。当時6人だったSMAPメンバーはガチガチに緊張しており、現場の空気も張り詰めていた。同い年で最年長の木村拓哉までが緊張する中、中居は「大丈夫だって!」と声をかけ、おもむろに小脇にクーラーボックスを抱え「行くぞ」と、ステージへと歩を進めた。

 ステージ上で待つ光GENJIのもとに向かった中居は「いや~先輩、お疲れさまです! お世話になってます!」とあいさつしながら、クーラーボックスから冷たい飲みものを取り出して光GENJI全員に配り始めたのだ。光GENJIのメンバーも「なんだ中居変わらないなー、おまえ」などと言葉をかけ、ステージも客席も一気に和気あいあいとした雰囲気に変わった。その流れで無事「いやいや、このたびデビューさせていただきます」と報告。当時これを見ていたという城島茂は、「あれで会場5万人の空気を一気に変えた」と語った。

 光GENJIとそのファンの前で、見事SMAPのデビューを宣言した中居。当時からどのように自分たちを演出するか考え、グループを率いてきた。その結果、SMAPが光GENJIに次ぐ人気グループへと成長したことを考えると、やはり中居のリーダーとしての資質は本物だったようだ。

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