今週は、5回京都3日目に行われた10レース「観月橋ステークス」(ダート1800メートル)の話から始めましょう。

――えっ!? それって重賞でも、G1へのステップレースでもないし……。という声があちこちから飛んできそうですが。確かに、その通りです。

 このレースで僕が騎乗したのは、リーゼントロック(牡5歳)。そうです。横浜一筋25年。今年、引退された“ハマの番長”三浦大輔さんの愛馬です。冠名のリーゼントは……いまさら説明の必要もないですよね。

 引退レースとなったオグリキャップの「有馬記念」で競馬に魅せられ、ご家族で競馬ファンとなり、11年に馬主に。今回、僕が初めて乗せていただいたリーゼントロックは、すでに4勝を挙げ、ここで勝てば、ついに一番上、オープンの仲間入りです。

 立ち上がりは上々。5枠6番から軽く押すと、スッとハナに立ち、折り合いもばっちりで、向正面までは本当にいい走りでした。誤算は3角で早めに後続に詰め寄られたこと。競馬に、たら、れば、は禁物ですが、あれがなければ結果は違ったものになっていたはずです。次、また機会をいただけたら、そのときは、三浦大輔オーナーと一緒に、口取りの写真に収まれるように頑張ります。

 2016年も残すところあと1か月。さあ、ここからラストスパートというところですが、この秋、一つくらいは……と密かに燃えていたG1レースで、まだ爪痕さえ残すことができないまま。個人的には、ここからが本番です。

 一つめは、今週末、東京競馬場を舞台に行われるビッグレース「ジャパンカップ」。パートナーは、北島三郎オーナーのキタサンブラックです。

 創設は僕が小学生だった81年。最初の10年は圧倒的に外国馬優勢(8勝)で、これが世界だ!というのを、これでもかと見せつけられたものでした。それが近年では力関係が一変し、ここ10年は日本馬がワン、ツーを独占しています。

 理由は……細かく分析すればいろいろあるのでしょうが、一番に挙げられるのは、日本馬が強くなったことです。飛行機による長距離輸送、検疫、環境変化……それがなければ、日本馬は十二分に世界に通用するという証です。

 今年、そういったハンディを乗り越え、それでも挑戦してきた外国勢3頭には心から敬意を評します。ただ、勝負は別。狙うのは頂点だけです。

 今週は、ケイティブレイブで「浦和記念」(22日・浦和)。ネコワールドで「兵庫ジュニアグランプリ」(23日・園田)と続き、「ジャパンカップ」が行われる27日には、あのゴールドシップの全妹フラワーシップ(父ステイゴールド、母ポイントフラッグ)のデビュー戦(芝1800メートル)も予定されています。

 野球も、サッカーも、大相撲も終わり、いよいよ競馬一色になるこの時期。武豊ウィークのスタートです。

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