バラエティ番組やドラマ・映画などで活躍する芸能人は、個性的な名前が際立ちます。お笑い芸人の場合は本名が多いですが、俳優は本名とは別の名前で活動するケースがほとんど。そのほうが“イメージ作り”がしやすいからかもしれません。
たとえば、綾瀬はるかさんの本名は蓼丸綾（たでまる・あや）という珍しい名前です。また、石原さとみさんは石神国子、柴咲コウさんは山村幸恵、ローラさんにいたっては佐藤えりですから、やっぱりイメージが変わってしまいますよね。
一方で、芸名かと思いきや、実はそうではないタレントもいます。
その代表は、なんといっても俳優の松坂桃李さん。かなり珍しい名前ですが、これは本名です。中国『史記』の「桃李不言下自成蹊（とうりものいわざれとも、したおのずからこみちをなす）」の一説が由来だそうで、名前の珍しさだけではなく、ご両親のインテリぶりにも驚きます。
最近飛ぶ鳥を落とす勢いの女優、土屋太鳳さんも芸名ではありません。胎児の性別を教えない産院で生まれたそうなのですが、名前を決めるのに困った母親が「生まれたばかりの赤ん坊が、正座して座るような長机で、手書きで『２月３日生まれ 太鳳』」と書いている風景を夢で見たのがきっかけだそうです。かなりファンタスティックですよね。
珍しい名前といえば、俳優の速水もこみちさん。「速水」は芸名ですが、名前の「もこみち」は本名です。名前の由来は、イタリア語（スペイン語との説もあり）で、「まっすぐ」という意味の「ｍｏｃｏ（もこ）」と日本語の「道」を合わせて「まっすぐな人生を歩んでほしい」という願いが込められているとか。父親が命名したそうですが、エッジが効いていますね。
このように、「ホント？」と思うような本名で活躍する芸能人は、意外と他にもたくさんいます。いかにも芸名っぽいですが、武井咲さん、川島海荷さん、長澤まさみさんも本名です。ご両親に名づけられた時点で未来は約束されていた……のかもしれませんね。
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