SMAP中居正広、本人が語らない「メモ魔の素顔」の画像
SMAP中居正広、本人が語らない「メモ魔の素顔」の画像

 SMAP中居正広が、「メモ魔」だというのはファンの間ではよく知られているエピソードだ。台本へはもちろん、いつも携帯しているネタ帳のようなノートにも、番組やステージの演出、進行についてなどが、びっしりと書き込まれている。常に仕事に向かう姿勢が真剣な中居だが、本人は努力家と思われることを嫌っているため、自分から陰の努力を話すことはあまりない。

 中居のノートには、気になる言葉、文章、いいなと思った音や初めて聞く曲なども書きとめられている。特別番組の司会が決定した際は、過去のノートやメモを引っ張り出してきて、見返したりするらしい。

『NHK紅白歌合戦』の白組司会が決まったときは、辞書のように分厚い台本を、ほぼ暗記した。2007年には中居が赤組司会を務め、白組司会を笑福亭鶴瓶が務めた。そのとき、中居は自分の分だけではなく、鶴瓶の分まで台本を覚えていたそうだ。

 中居のメモ癖が始まったのは、ジャニーズアイドルとしての自覚が芽生えた16歳の頃からだ。21歳で『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の曜日レギュラーに、当時まだ10代だった香取慎吾とともに抜擢。そのときは、毎週トークの構成を考えてノートに書きつけていた。それでもうまく話せず、悔しい思いをしたという。

 その後、しばらくメモ癖は治まっていたが、02年に公開された初の主演映画『模倣犯』のプロモーションのとき、インタビューでの受け答えに苦労したため、それ以降、仕事の準備として、またメモを取るようになったという。

 中居はもともと読書家で、歌野晶午や松本清張、東野圭吾などの作品をよく読んでいる。『模倣犯』の映画のオファーが届いたときは、偶然にも宮部みゆきの原作を読んでいる最中だったという。本屋に行くと3時間ぐらい見て回り、大量に本を購入することもある。

 SMAPとして活動していくうえで、中居が参考書としていたのは、プロ野球の名監督、野村克也の著書『野村ノート』(小学館)だ。野村が語る、チームを勝利に導くための方法、分析、戦略などのノウハウは、SMAPというチームを続けていくため、勉強になったのかもしれない。

 中居は今年1月に『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に出演したが、「ネタを7つくらい準備していた」と後にラジオで明かしている。常に周到な用意をして仕事に臨む中居正広。『野村ノート』ならぬ『中居ノート』が出版されれば爆発的に売れるかも!?

本日の新着記事を読む