ダートの新王者を決める戦いは、今年もベテラン勢から新鋭まで多士済々なメンツがそろった。最注目は、ダートに転向してから6戦全勝のアウォーディー。前走のJBCクラシックで初G1勝ち。いまだに底を見せていない魅力がある。力があるのは分かるが、馬券的な妙味も含め、今回は▲にしたい。

 そうした理由の一つが舞台設定。6連勝の内訳は、阪神競馬場で3勝、あとは地方競馬場。好位からの器用な競馬で完勝しているものの、直線の長い競馬場は未経験だ。中京競馬場は改修後、直線が長くなり、末脚が生きる舞台になっている。それなら、◎ノンコノユメの爆発力のほうを上に取りたい。

 前走のJBCではアウォーディーらに後塵を拝し、4着。しかし、加速したいときにコーナーで減速を強いられる小回り競馬場は同馬には不利。それでも4着まで来ていることは、逆に評価できるはずだ。

 昨年2着も前を塞がれ、内に潜り込む苦肉の策だったことは力がある証拠とも言える。豪脚一閃。待望の戴冠を果たすと見たい。

 相手は、新鋭ゴールドドリーム。前走の武蔵野Sでは直線入り口で他馬にぶつけられブレーキを踏まざるをえなかったが、この不利がなければ突き抜ける可能性もあった。ここも鋭い脚で古馬に迫るはずだ。

 同じく豪脚自慢のサウンドトゥルーに★。前めで競馬する実力馬は押さえに。馬券は手広く買うことをオススメしたい。

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