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 あなたのハートにパワーボム! プロレス大好き! グラビアアイドルの白川未奈です。実は最近、同世代の戦友がどんどん芸能界を引退していきます……。友人たちの第二の人生を応援しているのですが、「グラビアアイドルとしてたくさん作品を残したい」「バラエティ番組で活躍したい」などと、同じ目標を持って切磋琢磨してきた仲間を失うのはやっぱり寂しいのです……。私も心が折れそうになることがたくさんあるのですが、そんなときに元気をくれるのはやっぱりプロレスなんです。

 新日本プロレス「IWGPヘビー級王座」のオカダ・カズチカ選手、NOAH「GHCヘビー級王座」の中嶋勝彦選手は私と同い年で、全日本プロレス「三冠ヘビー級王座」の宮原健斗選手は私の一つ年下。そうです。同世代のプロレスラーがトップを張って頑張っているんです! 私もなまけている場合ではない。そう思い、ベルトコレクターのファンの方に各団体のチャンピオンベルトを巻かせてもらって気合いを入れたりしていたんですが、そんな中また一人、第一線で活躍する同世代の推しレスラーを見つけてしまいました! それがNOAHの「マサ北宮」選手です!

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 北宮選手はこれまでの「北宮光洋」という本名のリングネームから、今年の春に「マサ北宮」に改名されました。マサ斎藤へのリスペクトを込めた名前だそうです。私はマサ斎藤の試合をリアルタイムで見たことはないのですが、情報として、「巌流島決戦!」「ザ・ストロングスタイル!」「昭和の男感!」「野獣感!」といったイメージ(要するに私が好きなレスラータイプ)だったので、そのマサ斎藤のスピリッツを継承したマサ北宮選手に、熱い期待感を抱きながら、プ女子仲間の宮森セーラちゃんとともに、11月23日に後楽園ホールで行われた「NOAHグローバルリーグ決勝戦」へ向かいました!! 

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「北宮光洋」として出場した前年のグローバルリーグ戦では、1勝のみだったのに……今年は決勝進出! この勢いにのって優勝してほしい、新しいNOAHの景色を見せてほしい。しかし……対戦相手はこれまでさんざんNOAHの選手たちを苦しめてきた悪名高い鈴木みのる選手。「一筋縄ではいかないよぉ……」と観戦中はいろんな感情で普通の顔ではいられず、拝んでは眉間にシワを寄せ、拝んでは叫びの、繰り返しでした。

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 試合開始10分間はほぼ場外での攻防。ロープの外は、みのる選手の主戦場。マサ北宮選手を応援する私は、とても不安な気持ちMAX。案の定、左腕一点集中で攻められてしまいます。「痛い~やめて~」と私も叫ぶ! しかし! それに、監獄ロック(マサ斎藤の得意技。こういうところも、ファンとしてはグッとくるポイント)で、みのる選手の脚を痛めつけるマサ北宮選手!

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 かなり! かなり!! みのる選手は痛がっていたし、四方のロープにエスケープしようと必死でした! こんなみのる選手は、久しぶりに見た気がします。会場に沸く“大、北宮コール”!。これは、勝てる!? と声を枯らしながら声援を送ったんですが、最後はみのる選手の裸絞めからのゴッチ式パイルドライバーで3カウント。鈴木みのる選手の勝利となりました。「悔しい~~!」と腹の底から叫ぶ私。みのる選手は毎回強くて、どの試合でも最高のパフォーマンスを見せてくれるレスラー。そんなみのる選手をあそこまで追い詰めたからこそ、なんとか勝ってほしかった!

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