今週はかわいいOLさんに会いに行きました。といっても彼女はただのOLではなく、もう一つの顔が……。なんと“キャラ弁研究家”! キャラ弁とはオカズやご飯で、動物やアニメなどのキャラクターを描いたお弁当のことですね。今回、私がお会いした白井有沙さんは2014年のobento世界大会で優勝。テレビにも引っ張りだこのキャラ弁の先生なのです。
ゆま「私、ずっとお会いしたかったんです」
白井「ありがとうございます! ゆまさんもキャラ弁に興味があるんですね」
ゆま「はい! 私には昔から“こだわり”があって。それは結婚するまで男性にお弁当を作らないこと」
白井「愛妻弁当ですね!」
ゆま「はい。まったく結婚できる気配はないのですが……とりあえず、かわいいお弁当の作り方を少しでも学べれば、と思いまして」
白井「いいですね。私もお弁当を作り始めたキッカケは好きな人に食べてほしかったからなんですよ」
ゆま「お、いきなり恋バナいきますか?」
白井「いえいえ。好きな人といってもお父さん。私が大学2年の頃、父は仕事が忙しくてあまり家にも帰って来られず、食事もちゃんととっていなかったんです。それでお弁当を作ってあげたい……どうせ作るなら、ハッピーな気持ちになるものを渡してあげたくて、キャラ弁に挑戦したんです」
ゆま「なんて、いい娘!」
白井「いえいえ(笑)。さて、今日は一緒に作りませんか?」
ゆま「今から?」
白井「はい。一応、材料は揃えておきましたので」
ゆま「本当!? ちょっと、どうしよう。私、めちゃくちゃ不器用なんですけど」
白井「大丈夫です。コツさえ分かれば簡単です。クリスマスも近いので、サンタクロースを作りましょう」
ゆま「はい! よろしくお願いします!」
白井「まず、このプチトマトを半分に切ります」
ゆま「真っ二つにいっちゃっていいの?」
白井「どうぞ(笑)」
ゆま「えい!」
白井「上手です」
ゆま「へへっ」
白井「次にポテトサラダを半分に切ったプチトマトの上に乗せるんです。これが顔の部分になります」
ゆま「そっか。じゃあ、この上にもう一つの半分プチトマトを乗せると……サンタさんの帽子になるんだ」
白井「はい。ね、結構、簡単にできちゃうんです」
ゆま「確かに……ただ、プチトマトとポテトサラダを使ってサンタを作ろうという発想がスゴイですよね」
白井「一日中、寝ても覚めてもキャラ弁のことばかり考えていますから(笑)」