トランプ新大統領就任で「日本の暮らし」は、こう変わる!の画像
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 海の向こうの出来事と侮るなかれ。規格外のアノ男が剛腕を振るえば、東アジアの小国には多大な影響が!

 大方の予想を覆し、ドナルド・トランプ氏が大統領選で勝利してから2週間。次期大統領の“爆弾発言”が、日本を震撼させている。

 「日本時間の22日、トランプ氏は来年1月20日の就任初日、“TPP離脱の意思を(参加国に)通知する”と方針を表明したんです。しかも、この表明は安倍晋三首相が訪問先のアルゼンチンで“TPPはアメリカ抜きでは意味がない”と語り、選挙中からTPP撤退を宣言していたトランプ氏に翻意を促すメッセージを送った1時間後のことでした」(全国紙政治部記者)

 そう、安倍首相の提案は、ものの見事に無視されてしまったというのだ。そもそも、このTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、どのような協定なのか? 「日本やアメリカを中心とした、12か国が加盟するアジア太平洋地域の自由貿易協定です。安倍首相は成長戦略の柱と位置づけており、アベノミクスの減速が指摘される中、財政出動、すなわち税金をかけずに日本経済を牽引できると、大きな期待を寄せていました」(全国紙官邸担当記者)

 だからこそ、衆院TPP特別委員会で強行採決し、今国会での承認と関連法案成立を目指してきたのだ。「オバマ大統領に促され、TPP参加を決めたのに、気づけば提唱国が逃亡。安倍首相が18日(日本時間)、ニューヨークのトランプ・タワーに次期大統領を訪ねた際、麻生太郎財務相いわく、“会談後にトランプ氏が首相をタワーの下まで見送りに出た”、菅義偉官房長官いわく、“世界の首脳で一番初めに対面形式の会談ができた”と強調した安倍・トランプ会談はなんだったんでしょう」(民進党中堅議員)

 安倍首相は“規格外の男”に振り回されたあげく、「外交上の失政」とまで野党に批判され、大恥をかいてしまったのだ。「公約通り、トランプ氏がTPP離脱を表明したことで、改めて、トランプ政権の日本への影響を検討し直さなくてはならなくなりました」(官邸筋)

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