V6井ノ原快彦は「KinKi Kids」になっていたかもしれない!?の画像
V6井ノ原快彦は「KinKi Kids」になっていたかもしれない!?の画像

 2016年、デビュー20周年イヤーを迎えたKinKi Kids。メンバーは言わずと知れた、堂本剛と堂本光一だ。剛は奈良県出身、光一は兵庫県出身で、ジャニーズタレントで初めて“関西色”を前面に押し出したユニットだった。そんな二人と「同じグループになるんじゃないか」と、思っていた先輩がV6井ノ原快彦だ。

 三人は、1993年の夏に上演されたジャニー喜多川社長が構成、総合演出を担当したSMAP主演のミュージカル『ANOTHER』で共演している。同作は、京都南座で『少年の島』、東京アートスフィアで『沈黙の島』と、2つの劇を同時に上演するという企画で、船で冒険に出た14人の少年たちが遭難し、2つの島に漂着。その島が京都と東京の舞台に設定され、衛星通信を使って2会場をつなぐという画期的なオンラインミュージカルだった。

 京都公演はSMAPから中居正広、稲垣吾郎と、今は引退してしまった森且行が参加。さらにSMAPのバックダンサーとして活動を始め、KANZAI BOYA(カンサイボーヤ)を経てKinKiとなった剛と光一、そして大勢の関東ジャニーズJr.たちの中に、井ノ原快彦がいた。公演中は、剛と光一、井ノ原が同じホテルの部屋で過ごし、プライベートも共にしていた。

 東京公演はSMAPから木村拓哉、草なぎ剛、香取慎吾が参加し、関東Jr.からは森田剛が抜擢された。同公演に出演した東西のJr.たちは現在、この4人を除いてほぼ退所している。後に井ノ原と森田が同じグループのメンバーとしてデビューしたのも不思議な縁といえるだろう。

 一時期ジャニーズ内では、KinKiと井ノ原、TOKIOに入る前の長瀬智也の四人でグループを作るという話も出ていたようで、井ノ原は「この二人(KinKi)とデビューするんだ」と思い込んでいたという。今や、KinKiもV6もそれぞれジャニーズを代表するグループになった。もし本当にKinKiと井ノ原が同じグループになっていたら、どんなパフォーマンスを見せていたのだろう。

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