先日起訴された女優の高樹沙耶被告のように「常習者は、バランスを欠いた言動が目立つようになる」(全国紙警視庁担当記者)ため、分かる人にはすぐ分かるのだとか。「薬物で逮捕された有名人の再犯率は、特に高いですしね」(前出の松本氏)

 田代まさしと岡村靖幸が3回、清水健太郎に至っては5回の逮捕歴があるほか、酒井法子の元夫・高相祐一も先頃、3度目の逮捕をされたばかり。「昨年の薬物検挙者のうち、50代の再犯率は83.1%と高め。強い依存性のほか、一度目の逮捕で失うものがなくなっていることが原因でしょう。芸能人の自宅や連絡先は“その筋”に出回りやすく、釈放後は怪しい輩が周囲をうろつき始めますから、再犯の敷居も一般人より低くなるんです」(前同)

 このように、“再逮捕に最も近い男”だったASKAが放置されていたのを、松本氏は「本当は、先に別の人物を逮捕したかったからでは」と推測する。実は、かねて事情通の間で「年内にあと1人」という噂が囁かれていたのだ。「実は、マトリや警察関係者の間では、クスリ芸能人の名がズラリとリストアップされているんです。ASKAの再逮捕を機に、次々と摘発する方針に変更したとか……」(捜査関係者)

 そんな中でも、まず“本命”とされているのが、かねて噂がある大物俳優Aだ。「一部週刊誌が“事務所の薬物検査を拒否した”と報じるのと時を同じくして病気で入院。激痩せしたことで、“実際には薬物で体がボロボロなのでは”“薬物抜きも兼ねての入院なのでは”と言われていました」(スポーツ紙記者)

 しかも、その話は本人の耳にも入っており、公の場で「薬物中毒ではない」と異例の否定をしたことも。「現在、警察は泳がせているそうです。逮捕に踏み切るときは警視庁5課が所轄に直接乗り込み、特捜部を作る、という具体的な話も出ています」(前同)

 また、こんな意外な名前も挙がっているという。「現役時代は世界をまたにかけて活躍し、現在はグラビアやコメンテーター業も好調な美女アスリートBです。一時期、クラブなどで遊び歩いていたことは有名ですが、そのときに薬物ルートを持つ不良外国人との接触もあったそうです」(女性誌記者)

 他にも、「海外滞在中に使用していたらしい」(前出の芸能記者)という別筋の話もあることから、確度の高さがうかがえる。同じく、スポーツ選手ではこんなビッグネームも。「日本代表クラスの有名野球選手Cです。親族が怪しい輩と頻繁につるんでおり、そのつながりが濃厚だそうです。最近、成績がパッとしないため、その焦りを薬物で紛らわせているのかも……」(前同)

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