小池百合子都知事、対自民党の秘策「野党糾合」“小池丸”作戦

 ついに最終回を迎えるNHK大河『真田丸』。大坂の陣がクライマックスを迎えるが、目下、政界で熱いバトルを繰り広げているのが、小池百合子都知事と五輪大会組織委員会の森喜朗会長だ。

「実はその行方に大きく影響しそうなのが、12月6日に自民党東京都連が下した、所属区議7人への除名処分なんです。7人は、7月の都知事選で党の方針に反して小池知事を応援していたことが問題視されていたんですが……」(全国紙記者) 一見、小池・森対決に関係ないように思われるが、その直前に行われた東京五輪の4者協議に伏線がある。

 11月29日、都、政府、五輪組織委員会、IOCの4者で、開催経費の削減を目指す話し合いが持たれた。最大の論点は、整備費が膨張する会場の見直し問題。見直しを主張する小池知事だったが、結果は、多くの部分で森会長の目論見通りと言える計画維持。唯一、小池知事が「クリスマスまでに結論を出したい」と議論先送りとなったバレーボール会場にも、森会長が「クリスマスまでに、まだ何をおやりになるんですか?」とイヤミで挑発する泥沼状況に陥っていた。

「世論の支持を最大の武器とする小池知事にすれば、声高に叫んだ改革案も虚しく元の木阿弥になったことは、非常に痛い結果。その怒りから、小池さんは森さんを“大きな黒い頭のネズミ”と呼ぶほどでした」(前同)

 ところが、4者協議を終えた日の夜、小池知事は次の一手に向け動き出していた。都内ホテルで行われた民進党のパーティに来賓として出席。蓮舫代表と、聴衆の笑いを誘うやり取りを見せたのである。

「小池知事は現在も自民党に籍を置いていますが、党の支援を全面的に受けている状況ではない。五輪協議についても、自民党の勢力を背景にする森会長に対し、後ろ盾がないために小池知事が苦戦しているという構図があるんです。そこで彼女が目を付けたのが野党。新党発足を目論んで動きやすくするのと同時に、野党勢力を糾合して、自民に対抗するのではと囁かれているんです」(同)

 そんなキナ臭い状況の中、冒頭で述べたように、自民党は7人の区議を処分した。「7人は小池知事の下以外に行き場を失った。これが、新党発足の呼び水になる可能性があります」(同)

 自民を追い出されただけに自民と協力するのは難しいが、野党にすればこれほど歓迎すべきことはない。「自民一強に対抗すべく、民進は蓮舫さんを掲げたわけだけど、効果はいまいち。一方の小池さんは、すでに多くの世論を味方につけている。安倍政権の切り崩しには持ってこいで、対自民戦線の強力な橋頭堡(きょうとうほ)と言える。肉を切らせて骨を断つ、真田丸ならぬ、小池丸ですよ」(民進党関係者)

 小池知事としても、「クリスマスまでに、何か道筋を作らなければならず、野党糾合をチラつかせて、自民に交渉してくる可能性がある。解散総選挙を睨む現在の自民にとって、これは好ましい出来事ではなく、森さんに譲歩をお願いする場面もないとは言えない」(自民党関係者)

 日本一の戦上手の称号は、どちらに与えられるのか。

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