さぁ、打つと決まったら取るべき行動はひとつ。覚悟を決めていざホールへ!

『牙狼 魔戒ノ花』のスペックはご存知の通り、大当たり確率が約399分の1で、ST突入率は53%。ひとたびSTに突入すれば継続率は約77%、連チャン中の出玉はすべて2000発と、まさにハイリスクだけど夢がたっぷりの1台。

 僕がどんなに負けていても『牙狼』を打っちゃう理由は、「一発当てれば何とかなる!」と思えちゃうこと。よくパチスロを打って5万負けてから、「お願い牙狼、2万発出して!」と祈りながら着席したものです。結果はマイナスを増やすばかりでしたが。

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 ホールに着いて、選んだのは108回転でヤメられていた台。なんだろう、今までさんざん心を折られてきたのに、あらためて向き合うとワクワクしかしないこの感じ。よし、いくぞ!

 ……と、5000円打ったところで、0回転の朝イチ台が残っていることを発見。せっかくなら、真っ白な台で勝負したいよね。ということで、台移動。

 気持ちをリセットして再スタート。すると打ち始めて1500円使った23回転目、ザルバ保留からリーチに発展。「いやぁこんなリーチじゃ牙狼は当たんないんだよなぁ」なんて思っていたら……。

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 プーゥプーゥプーゥプーゥプーゥ……ガォォン! 

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 ほぇ? 当たっちゃったよ! 当たると思わなかったから、ちゃんと見てなかったよ!? いきなりでビックリしちゃったけど、総投資6500円での初当たりはデカいぞ。結果オーライ、台移動は大正解だったということでいいんじゃないでしょうか!

 ただ、残念ながら大当たり中のバトルには敗北。53%よりも47%のほうが簡単に引けるよね……などと自分の中で妙に納得していたらば、時短中まさかの12回転目で再び大当たり! 時短に見えても内部的には確変状態だったのか(10%だけ可能性アリ)、399分の1をもう1回引き当てたのかは分からないけど、とにかくラッキー!

 時短中の大当たりだったので、念願のST突入は確定。ためにためていた陰我(これまでに負けたお金)を今こそ解き放つんだ!

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 ……あ、あれれ……? 主人公の冴島雷牙は、まるで短距離ランナーかのごとく、161回転のSTを駆け抜けたのでした。「ST中にホラーに出会わないとか、なんて平和な街でパチンコを打っていたんだろう。もっとギラギラ欲望うごめく街で打ったほうが良かったのかな?」なんてよく分からない後悔をしてしまうほどの衝撃。

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 ここで冷静に考えてみると、手持ち3448玉あるので現段階ではプラス域。ここでヤメたら勝ち逃げできるけど、今回の目的は「リベンジ」。この内容で納得いくわけがない! 当然の実戦続行を選択しますが、何事もなく3448玉はあっさり消滅。

 この流れはヤバイ。尻すぼみの空気を変えるため、またも台移動を決意します。

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