ゆま「ありがとうございます。私、あの日の飲み会はすごく覚えているんです。マッコイさんが野球にたとえて、アドバイスをしてくれたんですよね」

大久保「なんでも野球にたとえて話すよね、あの人(笑)。女の子はそんなに野球知らないって。で、なんて話をされたの?」

ゆま「えっと、一流の選手は……あ、違う。なんだっけ、一、一……」

大久保「一軍じゃない?」

ゆま「そうです、そうです」

大久保「やっぱり野球にたとえられても、分かりにくいよね」

ゆま「本当に。確か、一軍で活躍していた選手がケガで二軍に落ちることもあるけど、その二軍に落ちたときの悔しさこそが後々、生きてくるみたいな……私、その話にすごく感動して、“よし、頑張ろ!”って思えたんですよね」

大久保「やだ~、私、全然、覚えていない(笑)」

ゆま「大久保さん、飲みまくっていましたから」

大久保「そうね。たぶん、横で聞きながら“また、野球の話が始まったよ”ぐらいしか思っていないよね」

ゆま「大久保さんはメチャクチャ忙しかったんですよね。スケジュールがぎっしりの中、飲みに来てくれたことも覚えています」

大久保「私の芸能界ピークの時期ね(笑)」

ゆま「今も引っ張りだこじゃないですか(笑)。で、その時に大久保さんの顔写真を携帯の待ち受け画面にしておけば、良いことがあると誰かに言われて、私、待ち受けにしていたんです」

大久保「あら、うれしい~。イイことあった?」

ゆま「はい! おかげさまで、完全復活しました!」

大久保「良かった。マスカッツ時代から見ているけど、昔から不器用ながらも頑張っていたもんね」

ゆま「はい。ホント、不器用でした。(マスカッツの)リーダーの頃なんて、すごく、苦しかったです」

大久保「難しいよね、リーダーは。どこまで任されてどこまで責任があるのか、よく分からないじゃん」

ゆま「ずっとテンパっていましたよ」

大久保「マッコイさんも怖かったでしょ」

ゆま「はい。超スパルタ」

大久保「無茶ぶりするんだもん。私もそばで見ていて、ハラハラしてた。でも、ゆまちゃんの“涙のリサイタル”はすごく面白かったよ」

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