大野智、ガラじゃない「嵐のリーダー」になったワケの画像
大野智、ガラじゃない「嵐のリーダー」になったワケの画像

 嵐のリーダーの大野智は、グループで一番人気だといわれている。36歳でグループ最年長の大野は、1994年にジャニーズ事務所に入所。メンバーで最古参だ。しかし、だから嵐のリーダーになったわけではない。

 先輩グループである少年隊の初冠番組『少年隊夢』(フジテレビ系)に嵐が出演したとき、「リーダーがいないなら、今すぐ決めろ」と言われ、櫻井翔、松本潤、二宮和也、相葉雅紀は大野をリーダーに推した。大野本人だけは、櫻井がいいと言い張ったが、最終的に櫻井とジャンケンで決めることになった。ジャンケンに勝ったのは大野。これでリーダーにならなくてすむと思ったが、少年隊の東山紀之に「勝ったから大野(がリーダー)」と言われ、リーダーが決まった。

 リーダーになったものの、大野は自分がリーダーという肩書きを背負うことにとまどっていたそうだ。もともと場を仕切ったり、まとめたりすることは大の苦手で、弁が立つタイプでもない。大野は「周りがフォローしてくれるから成立している」のだと言う。

 大野本人はそう言っているが、東山は1997年に舞台『KYO TO KYO』で共演した大野のことを「忍耐強さがハンパない」「何があってもこの子は大丈夫」と評価している。東山以外の少年隊メンバーたちからも評価が高いといわれる大野。だからこそリーダーとして推されたのかもしれない。

 2016年6月、櫻井がキャスターを務める『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に、ゲスト出演した大野は、櫻井と「リーダー論」について対談している。そのとき櫻井は大野のことを、先頭に立ってメンバーをまとめるタイプではないが、「柔軟な感じ」のリーダーで、本人は意識していなくても、その場を引っ張っていると語っていた。

 最初はジャンケンで決まったリーダーだが、やはり嵐のリーダーは大野をおいて他にはいないようだ。

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