時代を作った「伝説の『CanCam』モデル」たちの現在とはの画像
時代を作った「伝説の『CanCam』モデル」たちの現在とはの画像

 女性ファッション誌の“顔”となるモデル美女たちは、しばしば世の中に大きな影響を及ぼすことがある。ローラ(26)やマギー(24)などのハーフ系や、西内まりや(23)、佐々木希(28)などの活躍ぶりは、言わずもがなだろう。しかし、中でもかつて社会現象を巻き起こしたのが、女性ファッション誌『CanCam』(小学館)で活躍した三人のモデル美女だ。彼女たちは今、何をしているのか。近況を追ってみた。

『CanCam』モデルの代表格といえば、“エビちゃん”こと蛯原友里(37)だ。その類まれなる美貌で『CanCam』の看板モデルとして活躍。読者の圧倒的な支持を受け、そのファッションを真似する“エビちゃんOL”という言葉を生み出したり、自身がイメージキャラクターを務めたマクドナルドの“えびフィレオ”が1000万食を売り上げたりと社会現象になるほどの人気だったが、2008年12月をもって『CanCam』を卒業した。2009年には人気ヒップホップグループであるRIP SLYMEのメンバー、ILMARI(41)と熱愛が発覚。5月に交際が明らかになり12月に婚姻届を提出するというスピード結婚で世間を騒がせた。結婚後も変わらぬ美貌でモデル仕事を中心に活躍し、2015年11月に自身のブログで男児の出産を報告するなど幸せな人生を送っている。

 お次は、“エビちゃんOL”という言葉とともに“優OL”という言葉を流行させた山田優(32)。2000年に『CanCam』の専属モデルとして活動開始後は、女子ウケするサバサバしたキャラクターと驚異的なスタイルで人気に火がつき、モデル以外にもタレントとしてブレイク。数々のCMに出演したり、ドラマで主演をこなすなど第一線で活躍。2008年にドラマで共演した俳優の小栗旬(34)との熱愛発覚後は、小栗の浮気による破局の噂が複数回持ち上がるものの、そのたびにマスコミに笑顔で順調交際をアピールするしぶとさを見せた。その甲斐あってか、2012年には無事に結婚し、2014年には女児を出産。現在は第二子を妊娠中だ。

 最後は上記の二人とともに『CanCam』のトップ人気モデルとして活躍していた押切もえ(37)だ。ギャル雑誌の読者モデル出身で、人気が出るまではモデル業のかたわら日払いのアルバイトも経験したという苦労人。同い年で同じ事務所所属であるエビちゃんと事あるごとに比べられた。『CanCam』で人気が出てからもワインエキスパートの資格をとったり、絵画を二科展に入選させるなど、持ち前のバイタリティでさまざまな分野で活躍。2013年には長編小説『浅き夢見し』で小説家デビューを果たし、2016年に刊行された第2作『永遠とは違う一日』は第29回山本周五郎賞候補にノミネートされて話題を呼ぶなど、知的な美女タレントとして名を上げている。また、2016年11月1日には千葉ロッテマリーンズの涌井秀章選手(30)と結婚した。

 このように三者とも、道は違えど充実した人生を歩んでいる様子。時代を彩ったモデル美女たちは、美貌以外にもしっかりとした武器を手に入れ、芸能界をサバイブしていたのだった。

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