ASKAの元クスリ仲間が激白「あれは完全に“クスリのプロ”だった」の画像
ASKAの元クスリ仲間が激白「あれは完全に“クスリのプロ”だった」の画像

 謎が謎を呼ぶ今回の逮捕、釈放劇。それと前後して本誌は重要関係者を直撃していた。かつてのスターの“真実”を暴く!

 そのニュースは日本列島に大きな驚きを与えた。11月28日に違法薬物で2回目の逮捕をされていた歌手・ASKA(本名・宮崎重明=58)が、東京地検から不起訴処分とされ、12月19日夜に電撃釈放されたのだ。「ASKAから110番通報を受けた警視庁が、彼の自宅に捜査員を派遣。その際に任意で行った検査で違法薬物の陽性反応を確認したうえでの逮捕でしたから、釈放はまさに青天の霹靂」(全国紙社会部記者)

 しかも、ASKAは釈放直後にブログで<なぜ、僕が検尿で、お茶にすり替えたのか?>と、任意で提出したものが尿ではないとして、日本中を混乱に陥れた。「では、何が原因で違法薬物反応が出たのか、本当にお茶だったのか、ASKAは何を意図していたのか、多くの謎が残されています」(前同)

 ご存じの通り、ASKAは、2014年5月に逮捕された。その衝撃の大きさは説明するまでもないが、2回目の逮捕は、彼がすべてを失いかねないものだった。「にもかかわらず自ら警察に“仕掛けた”わけですから、ASKAとしても、メンツを潰された警察としても、このまま事件が終わるとは考えられません」(同)

 事件の真実とは、そして、ASKAの真意とは――。横殴りの雪が吹き荒れる、12月中旬の東北某所。本誌取材班と元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、ある人物を尋ねて、この地を訪れていた。その人物とは、かつて、ASKAと昵懇(じっこん)の間柄にあり、そして、ともに違法薬物を使用した経験があるというX氏だ。

「俺がASKAに初めて会ったのは、平成19年のときかな。だから、今から10年近く前だよ。一部報道では、俺ら2人を同じ学校だとか同級生だったとか書かれていたけど、それは間違い。年齢が2つも違うし、そもそも学校も違う。むしろ、俺はただのファンで、憧れていたから、会うとなったときは驚いた」

 知り合ったのは、ある仲介者によってだった。

「女性トラブルがあってね。ASKAが勝手に女を食っちゃって、それで、恐喝みたいなことをされてたんだよ。それを、仲介者を通して俺に助けを求めてきて、解決してあげたんだよね。俺がしていたシノギの一つが、トラブル処理業だったからね。ASKAは逮捕された後、(俺が)反社会的組織の人間だったことを後から知ったみたいなことを言ってたけど、それは間違い。だって、俺がそういう人間だって知って、助けを求めてきてるわけだから」

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