その前、24年前の酉年はデビュー7年目。ベガをパートナーに桜花賞とオークス。ナリタタイシンで皐月賞。メジロマックイーンで宝塚記念と4つのG1タイトルを奪取。モハメド殿下所有の外国馬、キットウッドで安田記念(6着)。日本馬、ナリタチカラで香港国際カップ(7着)に挑むなど、フィールドが海外に拡がった年でもありました。
デビュー31年目に突入する今年は、どんな年になるのか。いや、どうしたいのか。思いを語りだすと、いっぱいありすぎて、とても書ききれません(苦笑)。
昨年同様、海外を飛び回りたいし、ダービーはもちろん、JRAのG1を一つでも多く勝ちたい。キタサンブラックと凱旋門賞をこの手にしたいし、ここ数年、遠ざかっているリーディング争いにも加わりたい――両手の指では足りないほどです。
昨日より今日。今日より明日。少しでもうまい騎手になれるよう頑張りますので、皆さん、今年もよろしくお願いします。
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