ドラマ『相棒 元日スペシャル』(テレビ朝日系)が今月1日に放送され、平均視聴率17.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という高い数字を獲得した。この高視聴率の一因としては、ゲスト出演した俳優の八嶋智人(46)の好演があるようで、ネットでは「八嶋さんの演技がヤバかった!」と話題になっている。

「八嶋が演じたのは、黒水町の町長である和合という男の役です。寂れかけた町を再生させるためのプロジェクトに着手するなど町の復興に熱心で、気さくな性格という役どころでした。しかし実は警察官連続失踪事件の犯人でもあったんですね。和合は、水谷豊(64)演じる右京と、反町隆史(43)演じる亘に追いつめられると“プピャピャピャピャ!”と笑い出し、突然狂気を感じるような性格の人物に一変しました。この八嶋の怪演に多くの視聴者が寒気を感じたのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)

 今回の八嶋の演技は視聴者の間でも話題になっており、「八嶋さんの演技うますぎて“ひぇ”ってなった」「八嶋さんの笑い声が頭に響く、それくらいインパクトヤバかった」「今回のMVPは八嶋に決定だろ! 八嶋のサイコパスっぷりヤベェ!」とSNSを中心に高い評価が集まった。

「1月3日には『大岡越前スペシャル』(NHK)で、生まじめで家族思いな役を演じていましたから、余計『相棒』での演技とのギャップが感じられて、俳優としての実力を証明したかたちになりましたね。八嶋は小劇団出身で、シリアスでもコミカルでも演じ分けられる力を持っています。バラエティ番組でのコミカルなイメージも強いですが、俳優としての実力はかなりのもの。ベテラン脇役として、貴重な存在です」(前出のテレビ誌ライター)

 八嶋智人は今年3月に舞台『あたらしいエクスプロージョン』に出演することが決まっている。今度はどんな役に挑戦することになるか、彼の次の演技にも期待したい。

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