香取慎吾とTOKIO城島茂の「不思議な共通点」の画像
香取慎吾とTOKIO城島茂の「不思議な共通点」の画像

 1月31日の誕生日で40歳となる香取慎吾は、ジャニーズ事務所に10歳で入所、芸歴は29年になる。SMAP時代は最年少のメンバーで、ジャニーズJr.だった小学5年生のとき、他のメンバーは中学生、高校生の“お兄ちゃん”だった。それにもかかわらず、香取は当時、SMAPのマネージャー的な役割をしていたそうだ。

 当時メンバーは全員家族と同居していた。携帯電話やファックスもなく、自宅の固定電話だけが、その頃唯一の連絡ツールだった。当時、各メンバーは全員香取の自宅に電話をかけてきては、翌日の集合場所や時間、持参する持ち物などを聞いていた。香取から、みんなに連絡することもあった。幼かった香取は、連絡事項を間違えたら困ると思い、電話の内容をすべて録音。2002年に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の企画「スマスマ裁判 今夜あなたを訴えます」で、この録音テープを公開して、メンバーたちを赤面させたことがある。

 なぜ最年少で、まだ小学生だった香取がマネージャーのような役割をすることになったのか不明だが、メンバーがみんな香取にスケジュールを確認するようになり、それが常態化していったようだ。

 TOKIOの中で同じような役割をしていたのは、リーダーの城島茂だ。城島は、学生時代に学校などでリーダー的な役割をしたことがなく、人の上に立つことは苦手だったという。だが、19歳のとき、初めて会った長瀬智也は、まだ小学生でランドセルを背負っていた。松岡昌宏もまだ中学生だったため、自然と最年長の城島が年下のメンバーたちの世話を焼くようになった。

 やがてTOKIOを結成。マネージャーがいない頃は、城島が事務所とメンバーの連絡係を担当。仕事で黒い靴が必要だといわれれば、メンバーの足のサイズを聞いて、自らが買いに走ったりしたこともあったそうだ。

 その頃、城島はジャニー喜多川社長からも「TOKIOに何かあったら、おまえの責任だ」と言われていたという。CDデビュー前後にようやく現場マネージャーがつき、裏方業務から解放されると、それまでのようなリーダーシップを取らなくてもいいようになり、城島は今の緩い感じのリーダーになったようだ。

 SMAPは最年少の香取で、TOKIOは最年長の城島。ジャニーズの連絡係に年齢は関係ないようだ。

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