「円楽が引き継いだ“五代目圓楽一門会”は、落語協会、落語芸術協会のどちらにも属さず、東京の寄席で定席を持つことができません。実は、落語界での味方は笑点メンバーだけという現実があるんです。だから、一門の発展を考えると、番組内での影響力こそが円楽の生命線。そういう意味で、司会は諦めたものの、それ以上のものを手に入れた現在の状況には満足しているのではないでしょうか」(落語関係者)

 現在、大喜利メンバー最年長の林家木久扇が79歳であることを考えると、66歳の円楽は、あと14~15年は番組に出続けることができそうだ。その間に、さらに番組への支配力を強めていくに違いない。

「高齢の木久扇が、息子の木久蔵(41)に席を譲るのは時間の問題。また、兄弟弟子である三遊亭好楽の後釜に、好楽の息子・王楽(39)が座るのは既定路線です。そうなれば、新加入メンバーをイジって育てる円楽の存在感は、より増してくるはず。その先には、落語家で現在、二ツ目の息子・一太郎(29)に自分の席を継がせることも、視野に入っているでしょう」(前同)

 円楽の“笑点支配プラン”は着実に進行中だ。

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