三田寛子「しゃべりすぎた」記者会見の“裏事情”を告白の画像
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 タレントの三田寛子(50)が、1月14日に放送された『サワコの朝』(TBS系)に出演し、司会の阿川佐和子(63)を相手に、夫で歌舞伎俳優の八代目中村芝翫(51)の不倫騒動について語った。

 話が夫と息子三人の“親子四人の襲名披露”について及んだときに、阿川が「蒸し返すようでなんですけど、(襲名披露の)初日を迎えられるちょっと前に、ちょっとした騒ぎがおありになって、やっぱりパニックにはなられたでしょ?」と話を振ったところ、「いやもう、とにかく、今“あのときはどうでしたか”と聞かれることも多いんですけど、ほんとに、必死だったんですよね」と返答。夫に“ひどい”などの気持ちはなかったのかと聞かれると「“ひどい”とか言ってるレベルではなくて、目の前に襲名があるんですから、まずはこの襲名をきちっとしないと(と思った)」と、必死になっていた当時を振り返った。

「家族の細かい感情とかよりも、人様に迷惑かけちゃいけないこと、まずそれをきっちりしてから」という気持ちで襲名披露興行に集中していたといい「襲名っていうのは現実的にはお客様をいっぱいにしなくてはいけない。成駒屋としては、私がやっぱり妻としての仕事で一番大事なのは、切符を1枚でも多く売ること、イコール客席を埋めなくては、大入り満員にしなくてはいけないっていう使命が一番」と熱弁。それゆえ「主人のことを感情的に考えると“びっくり”のほうが大きくて、そのことを考えると逆に生きていけないくらい。それを今考えちゃうと私、前に進めないかもっていう思いにかられて」と語り、目の前のこと一つ一つをやっていくうちに、自分の気持ちが整理できるだろうと踏ん張っていた、と明かした。

 評判となった雨の中での取材陣への“神対応”について問われると、本当はお辞儀して、お礼をひと言ふた言言って終わろうと思っていたが、女性記者がずぶ濡れになって「三田さん!」と言ってる姿を見て、それだけでは終われないと思ったのだという。続けて「どれほど大変な思いをして、この現場に仕事としていらしてるのかと思ったら“やっぱり私、ここは一生懸命お話しよう”と思ったら、しゃべりすぎちゃった……!!」と恥ずかしそうに照れ笑いし、つられて阿川も爆笑。

 阿川が当時の子どもたちの様子を尋ねると、「(騒ぎは)子どもたちに一番申し訳なかった」とし、「とにかく主人と私が話し合うにしても、“それはお母さん、夫婦の話として、してもらってもいい。だけど、僕たちがいるからとか、子どもがいるからというのを理由に、答えを出したりしないでくれ。それはお父さんとお母さんの人生だから、お父さんとお母さんがいいように”っていうことを言ってくれましたね」と明かし、気づかぬうちに大人になった息子たちに感謝したと語った。

「あの記者会見のときの、凛として、それでいてアイドル時代のちゃめっ気やかわいさを失っていない三田寛子の態度や醸し出す雰囲気は、見事でした。そのおかげで、今はバラエティのゲストに引っ張りだこという印象があります」(芸能誌記者)――ピンチもうまく立ち回ればチャンスになるという見本を示した三田寛子。お見事としか言いようがない。

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