現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第40回 「パチンコ新基準機」は勝ちやすい? 現役パチプロ直伝の稼ぎ倍増テク!

 長らく通っている優秀パチンコホールがあるんですが、端玉でもらえる景品菓子がどれもおいしくない。てか、正直マズイ。先日、そのホールがついに各台に玉の計数機を導入したので、余り玉が出ないようピッタリの玉数で交換。すると、なぜかいつも以上にお菓子を渡されて「?」状態に。この日から交換率を0.1円上げたようで、逆に余り玉が大量に出てしまったようです……。何をやらせてもポンコツなパチプロのアンドレです。

 さて、いきなりですが、今回のテーマは「新基準機」です。半年ほど前から登場し始めているので知っている人はもちろん、知らない人も気づかないだけでおそらく打ったことがあるはず。最近ホールで人気を集める『ヱヴァンゲリヲン~いま、目覚めの時~』も『花の慶次X 雲のかなたに』も新基準機です。ところでコレ、いったい何がどう“新基準”なんでしょうか?

 まず“旧基準”との最も大きな違いは、パチンコ台に許される大当たり確率の下限が400分の1から、320分の1に引き上げられていることです。そして以前なら80%が当たり前だった連チャン率は、最大でも65%までになりました。要するに新基準機は「ギャンブル性を抑えて、当りやすくなった」と思ってください。わし個人としては、歓迎したい方向性です。

 ところが、新基準機の世間での評判はどうもよろしくないようです。もっぱら耳にするのは「新基準機は勝てない。連チャンしないから厳しい」という声ばかり。一般客だけではなく、パチプロでさえそうこぼしています。どうやらとにかく多くの人が誤解しているようですのう。

 確かに連チャン率は下がりましたが、その代わりに大当たり1回分の出玉は増えていますし、潜伏確変などの出玉のない大当たり(いわゆるパカパカ当たり)などが禁止になった恩恵もあり、当たったときの見返りは確実に増えています。もっとわかりやすく言えば「大勝ちと大負けの差が小さくなった」と考えればええのですね。安定感がグンと向上したわけです。

「新基準機」になったからといって、理論上は得も損もありません。わし自身の稼ぎを例に出すと、以前は月に何度もあった10万円を超える勝ちが、今は月に1回あるかどうか。ただ、逆に5万円以上の大敗は目に見えて激減しました。ほとんど毎日、勝っても負けても2~3万円の範囲。新基準機をメインに打つようになってからは、持ち歩く軍資金も以前の半分以下で済んでます。

 つまり、新基準だからといって敬遠せず、気にせず打っても問題はないのですが、連チャンやヒキでのマグレ勝ちが起こりにくくなったぶん、地道な粘りやちょっとした工夫が結果に反映されやすくはなっています。そこで、勝ち負けにこだわりたいなら、ぜひ覚えておきたい重要ポイントがあります。

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