辞書で「どじ」をひくと、「へま」と書いてある。つまり、「どじ」と「へま」は同じ意味である。手筈がうまくいかなかったことを表わす言葉が、「どじ」や「へま」なのだ。

 じつはその「どじ」と「へま」が、まるで暗号のように、一つのレースに並んで出現したことがある。昨年12月23日(金)、中山5Rのサラ2歳未勝利戦。

 10番(ヘ)ヴントゥナイト
 11番(マ)イネルズイーガー
 ご覧のとおり、両馬の頭文字をつなげると「ヘマ」。

 12番(ジ)ャンティーユ
 13番(ド)ラゴンランス
 こちらは、頭文字をつなげると「ドジ」になっていた。

 これが暗号だとすると、何を買えということなのか。そこで、出走馬16頭のうち、これまでドジッてヘマを踏んだ経歴を持つ馬を書き出してみた。1、2番人気に支持されながら、負けた経歴を持つ馬。

 そうしたら、5頭いた。そこで、この5頭の馬連ボックスと、3連複ボックスを買ってみた。両方とも10点で、計20点。

 すると、買った5頭のなかの、マイネルズイーガー(9番人気)、ウインクバック(7番人気)、バトルスピリッツ(1番人気)が上位独占。馬連1万4960円、3連複1万2410円。こんなんで、よく当たるよなあ……

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