安住紳一郎、富川悠太、桝太一、武田真一…「ポスト宮根誠司」男性エースアナの“戦国時代”の画像
安住紳一郎、富川悠太、桝太一、武田真一…「ポスト宮根誠司」男性エースアナの“戦国時代”の画像

 遠くの者は耳に聞け。近くの者は目にも見よ。これぞ三寸の舌先を武器に、王者の座を狙う男たちなるぞ!

「冠番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)、そして、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)も安定している宮根誠司ですが、盛者必衰はこの世の常。若手・中堅のキャスターが育ってきていることもあり、経費削減のため、各局は局内のエースアナを情報番組に投入。“ポスト宮根”に値する逸材が力をつけてきており、跡目争いが激化しています」

 こうテレビ誌記者が言う背景には、一人の男の存在がある。年末から業界の話題をかっさらい続けているのは、NHKの武田真一アナ(49)。『NHK紅白歌合戦』で総合司会を務めた彼は、この国民的番組の“すべて”を持っていってしまったのだ。

「SMAPのラストステージは結局、実現せず。見どころが少なかった紅白の中で、最大の盛り上がりとなったのは、武田アナが突如、世界的大ブレイク中のピコ太郎の『PPAP』の替え歌を、ノリノリの振りつきで歌った笑撃シーン。2008年から看板ニュース番組『NHKニュース7』のメインキャスターを務める“報道のエース”のまさかのパフォーマンスに、紅組司会の有村架純も一瞬、仕事を忘れて大笑いしていましたね」(前同)

 仕事もできれば、笑いも取れる。NHK入局後から報道畑を歩み、「災害報道が自分の原点」と公言し、真摯な仕事ぶりで高い評価を集めていた武田アナだが、「14年の流行語大賞が発表された際には、大賞に選ばれた“壁ドン”を番組内で実演するなど、彼のお茶目な一面は、すでにファンにはおなじみ。ネットでは“たけたん”の愛称で親しまれています」(同) 昨年の紅白で、硬軟自在であることが国民に広く知れ渡った。

 テレビでも活躍する受験生専門外来『本郷赤門クリニック』の吉田たかよし院長――現在は医師・医学博士だが、元NHKアナウンサーという異色の経歴の持ち主――は、こう言う。「武田アナは入局したときから、何をやらせても一番なうえに、“NHKの鹿賀丈史”ともいわれたほどハンサムで性格も明るく、周囲の誰もが将来のエースだと確信する、飛び抜けた存在でした」

 1990年に入局した武田アナは、吉田院長の1年後輩。研修で一緒になる機会も多かったという。

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