現時点で、高校通算78本塁打を放ち、すでに阪神とDeNAがドラフトの1位候補に挙げたほか、巨人、ソフトバンクなど多数の球団が熱視線を送っている。「豊作だった16年ドラフトの反動で、今年は目玉が少ない。くじに外れても、ダメージは少なく、清宮には史上空前となる複数球団の指名がかかる可能性があります」(スポーツ紙記者)

 しかし、ご存じのように清宮の父・克幸氏は早大のラグビー部監督を務めていたことなどからも、早大進学の可能性も高い。となれば、清宮がプロ入りするのは4年後の21年となるのだが、本誌は清宮が描くウルトラCの“仰天プラン”を入手した。

「ズバリ、プロ選手と早大生の“二刀流”です。まずは、プロ志望届を出して、プロからの指名を待つ。指名されれば、その球団と契約を結び、しかるのちに、早大への進学を決めて、プロ野球選手と早大生の二足のワラジをはくという作戦です」(事情通)

 にわかには信じがたい話だが、実際に“異色の二刀流”は可能なのか?

「4年での卒業は難しいかもしれませんが、清宮の進学先である社会科学部は、正直なところテストさえ受ければ、単位が取れる緩い学部。そこなら、5~6年かければ、なんとか卒業することはできると思います。実際に、大学生とJリーガーを兼任する選手もいるわけですから、不可能ではないでしょう」(早大OB)

 むしろ、清宮を指名した球団がそれを許すかどうかだが、「条件を飲まなければ進学する」となれば、球団も従わざるをえないだろう。今年のドラフトは履正社高の安田尚憲、横浜高の増田珠、東大の宮台康平らが注目の逸材だという。

 さて、もう一人、去就が気になるのが、侍ジャパンの小久保裕紀監督。3月のWBCが終われば、任期が切れる。当人は「当初から、17年のWBC終了時までの契約。勝っても負けても、これ以上延長するつもりはない」と話しているとか。

「小久保は、ソフトバンクの監督をやりたいんですよ。工藤監督が今季も優勝を逃せば、必然的に小久保の名前が挙がってきますからね」(スポーツ紙デスク)

 小久保監督退任となれば、問題は侍ジャパンの監督に誰がなるのかという点。マスコミでは、原辰徳、秋山幸二、イチロー、松井秀喜などの名前が挙がっているが、NPB幹部に近い球界関係者はこう語る。

「現在、NPBの間で名前が挙がっている一番の候補者は、松井秀喜。次点が中畑清。巨人の監督就任にも首を縦に振らない松井が、日本代表監督を引き受けるとは到底思えないので、中畑清監督就任の可能性が高いでしょうね」

 中畑といえば、04年のアテネ五輪で長嶋茂雄監督の代理を務め、オーストラリアに敗れて3位に終わった苦い経験があるが……。「国際大会で結果を残せば、悲願の巨人監督の道が開けるだけに、中畑はやる気満々ですよ」(前同)

 監督を含む野球界の大物たちの去就や、いかに――。

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