現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第41回 パチンコホールの「過激サービス」こんな店があったとは!
パチンコ台の釘に玉が引っかかると、以前なら店員さんが手で取ってヘソチャッカーに入れてくれましたが、最近は「オマケ穴」に入れるだけの店が増えました。中には引っかかっていた玉を上皿に戻して終わりの店も……。時の流れを感じるポンコツパチプロのアンドレです。
時代は変われど、パチンコで永遠のテーマといえば「店選び」です。近年、わしは打ちたい機種、得意な機種があるかどうかで店を選ぶことが増えました。最近は新台入替のペースが早く、打ったことのない機種には手を出しづらいからです。
以前は「出す店」を見つけさえすれば、後は楽に勝てました。ガンガン回る台なら粘るだけで必ず勝てるので、機種の好みは二の次。儲かるならどんな台でも良かったのです。
しかし世の中の不景気が長引くにつれ、あるいはパチプロが増えすぎたせいなのか、そんな店はもうすっかり見かけなくなりました。インターネットの普及も大きいです。出す店の情報はすぐさま拡散され、プロも素人も関係なく押し寄せては、食い尽くして去っていきます。
今のパチンコホールの独自サービスといえば「クルマの洗車」「自転車磨き」「肩もみマッサージ」「お菓子やヤクルトを配る」あたりでしょうか。出玉系のサービスは行うことも、宣伝することも禁止なので仕方ありませんのう。
しかし、今では考えられないような「出玉の過激サービス」で、ホールが競い合っていた時代がほんの十数年前まではあったのです。今回はそんな思い出に残るパチンコホールを挙げてみたいと思います。
かつて『綱取物語』という人気台がありました。『綱取物語』は連チャン型のデジパチですが、今の確変パチンコ台とは仕組みがまったく異なっています。この台では、大当たりを引くたびに「通常モード」と「ガンガン当たりまくる天国モード」そして「めったに当たらない地獄モード」のどれかへ切り替わるのです。連チャンは魅力的でしたが、もし地獄モードに転落してしまうと、そこからはほぼ当たらなくなるので、まさにガチの地獄状態(笑)。
そんな仕組みなので、夕方には地獄モードから抜け出せない台だらけなってしまい、もう誰も座りません。そこで登場したのが「停電サービス」です。