――ちなみに、どんなアラサーでいたいんですか?

松本 ちょっと抽象的な表現になっちゃいますが、“常にフラットな女性”ということでしょうか。化粧を全然していなくて、おしゃれをしていないのに、たとえばジーンズとTシャツ姿でも“この人、本当にステキ”って思えるオーラのある女性になりたいと思っています。

――そんな松本さんのことを狙っている男性は大勢いると思いますよ。そこで気になるのは、好きな男性のタイプですが……。

松本 それ、よく聞かれるんですけど、答えるのが難しいんですよね(汗)。

――じゃあ『愚行録』の登場人物の男性の中では?

松本 いない、いない、いないですよぉ~(笑)。みんなキャラが濃すぎます。

――ははは。なかなか答えにくい質問で恐縮です。

松本 いえいえ。ただ、結婚しても母親になっても絶対に女優は続けたいと思っているので、そこを許してくれる人がいいですね。あと趣味でも何でもいいんですが、好きなことを一生懸命やっている人はステキだなって思いますよ。

――そういう男性にひかれるんですね。最後に11年目に向けての抱負を聞かせてください。

松本 特にこういう役をやりたいということではなくて、“松本若菜に演じさせたい”って思っていただいた役を、いかに監督や演出家の期待通りに作り上げていけるのか、ということでしょうか。これはデビューしたときからの変わらない目標でもあるんですが、11年目も同じ姿勢で取り組んでいきたいと思います。

 取材当日は、真っ赤なドレス姿で、大人の色香ムンムンだった松本若菜さん。本誌としては、今後は“艶技”にも期待したいところですが、いかがでしょう?

松本若菜 まつもと・わかな
1984年2月25日、鳥取県生まれ。A型。T165‐B80W57H86。2007年、ドラマ『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)で女優デビュー。以降、初主演を務めた09年の『腐女子彼女。』をはじめ、『駆込み女と駆出し男』『無伴奏』などの映画や、『アルジャーノンに花束を』(TBS系)などのドラマ、舞台などで活躍中。10年には『とっとりふるさと大使』に任命された。
映画『愚行録』は2月18日(土)より全国公開

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