多くの名作を生んだ「土曜夜9時ドラマ」だが、90年代以降はジャニーズファンからのアツい視線を集める枠にもなっていた。その代表作ともいえるのが、ドラマ『金田一少年の事件簿』だ。この作品では、各年代のジャニーズアイドルを主演に起用している。まず、1995年から初代金田一を演じたのがKinKi Kidsの堂本剛(37)。堂本主演のドラマは第2シリーズまで放送され、スペシャルドラマや劇場版も含めれば1997年までの約二年間、金田一を演じた。その後は松本潤(33)や亀梨和也(31)、山田涼介(23)といったそうそうたるジャニーズメンバーが金田一役に挑戦している。

 また、Jr.時代のジャニーズアイドルの姿が見られると注目を集めたのが、1997年に放送された『ぼくらの勇気未満都市』。大人が死に絶えた「汚染された町」に取り残された少年たちが、さまざまな問題や困難を乗り越えながら“子どもだけの街”を築いていく物語。この作品にはKinKi Kidsを始め、若き日の松本潤や相葉雅紀(34)らが出演していることから、ファンにとっては忘れられない一作となっているようだ。

 その他にも、長瀬智也(38)と手越祐也(29)が出演した『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』、松岡昌宏(40)と井ノ原快彦(40)が出演した『サイコメトラーEIJI』、亀梨と山下智久(31)によるスペシャルユニット“修二と彰”も大ヒットした『野ブタ。をプロデュース』、若手ジャニーズが多数活躍した『ごくせん』など、ジャニーズファンの記憶に残っている作品は数多くある。

 これまで長きにわたって名作を届けてくれた「土曜夜9時ドラマ」枠。「土曜夜10時」になっても、長年愛される名作を生み出してくれることを期待したい。

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2