タッキー&翼・滝沢秀明が遭遇した「舞台で火事」事件の画像
タッキー&翼・滝沢秀明が遭遇した「舞台で火事」事件の画像

『滝沢演舞城』といえば、タッキー&翼の滝沢秀明が主役を務めるミュージカルだ。日本の時代劇的要素が強いこの舞台は、作、構成、総合演出をジャニー喜多川社長が手がけ、2006年3月に東京の新橋演舞場で初演された。滝沢は、この前年に大河ドラマ『義経』(NHK)で主役の源義経を演じたが、『滝沢演舞城』の中でも源義経を演じている。

 初演当時、新橋演舞場でアイドルが座長を務めたのは史上初。さらに男性座長としても、同劇場史上最年少だった。輝かしい記録を続々と打ち立ててきた『滝沢演舞城』だが、さまざまなトラブルにも見舞われている。06年3月22日の夜公演では、舞台が始まっておよそ30分後、火を使った演出の際、舞台に白煙が立ちこめた。

 ドライアイスの演出だと思って見ていた観客もいたが、舞台の幕が下り、照明も暗転。機材トラブルが発生したため、劇場外への避難を促すアナウンスが流れ、約1400名の観客と200名のスタッフが避難することになった。消防隊員が到着したときにはスプリンクラーによりすでに鎮火しており、現場に大きな混乱をきたすことはなかったが、観客の中には喉に痛みを感じ、病院に運ばれた人もいた。

 これは、舞台で使われた花火の火が舞台下に落ち、地下2階の大道具などに引火したことが原因だったようで、同劇場の歴史の中で、火事による初めての公演中止となった。休演日を挟み、25日以降は通常どおり上演されたが、滝沢が受けたショックは大きかったようだ。

 2010年、『滝沢演舞城』は『滝沢歌舞伎』へとリニューアル。15年8月には、ジャニーズ製作の舞台として、シンガポールで初めての海外公演を成功させている。昨年の公演では、V6三宅健をキャストに迎え、“ケンタッキー”コンビとして話題になった。

 今年も『滝沢歌舞伎2017』が4月6日から開演される。前回に引き続いて三宅健も出演し、5月4日の昼の部公演で上演回数通算600回を達成する予定だ。

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