WBC侍JAPAN戦士、メジャースカウトがつけた「本当の評価」の画像
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「アメリカン・ドリーム」を実現する猛者はいるのか!? 第二のイチローや松井秀喜が今の日本にもいるはず!!

 連日熱戦が続く、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)。白熱した試合から目が離せないが、勝負とは別の視点から各試合を見ているのが、メジャー球団のスカウトたちだ。

「WBCは、選手の実力を見極める“世界のプレーヤーの見本市”でもあります。松坂大輔、ダルビッシュ有、前田健太など、WBCをきっかけに注目を浴びて、アメリカに渡った日本人選手は数多くいますからね」(ベテラン野球記者)

 メジャーのスカウトがWBCでの“侍JAPAN戦士”たちにつけた「本当の評価」とは? 激闘のウラでの意外な査定に迫った!

 最も高評価なのが、大谷翔平投手(22=日本ハム)。大会直前、右足首の不調を理由に出場を辞退したが、メジャーの動向に詳しい大リーグ研究家の福島良一氏は、「WBCに出場せずとも、大谷への高評価は変わりません。むしろ、“無理に出るより良かった”と、スカウトたちは胸を撫で下ろしているのが実情です」

 今オフ、メジャーへ移籍するとみられる大谷。こんな大事なタイミングで、傷モノになったらたまらんということか、日ハムは“ケガが治るまで、今季の前半は打者に専念させる”との方針だが、それもメジャー球団に好都合だという。「イニング数や球数を増やして“無理に投げる”のは、肘に負担を強いるだけ。“来年メジャーに来るなら、日本でフルシーズンは投げてほしくない”というのが、メジャー関係者の本音です」(前同)

 大谷といえば、気になるのは二刀流についてだが、「ピッチャーだけで十二分。打者としては代えがいる」(前出の野球記者)とのこと。彼の右腕に、いったい、いくらの“値段”がつくのだろうか?

 さて、今回のWBCは大谷不在だが、メジャーから高評価を受けているのは、彼だけではない。大谷と同期の藤浪晋太郎(22=阪神)だ。「MLBの公式サイトは、WBCにおける“5つの大胆な予想”を掲載しているんですが、その中で、すでに現実化した“イスラエルの躍進”とともに、“藤浪の活躍”も挙げられているんです。“大谷が不在の日本は、昨年の平均球速が92.9マイルだった藤浪が注目される”というスカウトの声が紹介されています」(スポーツ紙記者)

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