中国・習近平が決断「韓国と北朝鮮」をぶっ潰す!?の画像
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 中国にとっては“裏庭”にあたる朝鮮半島。“コワモテの兄貴分”として両国の面倒をみてきたはずが、急遽方針を転換した!!

 迷走する韓国と暴走する北朝鮮。混迷の度合いを深める朝鮮半島に、中国の習近平国家主席(63)が牙を剥こうとしている――。事実、全国紙外信部記者は「中国は朝鮮半島を“潰す”気になったと言ってもいい段階。このような手を打ってくるとは、かなり本気ですよ」と驚く。

 “このような手”とは、中国の国家旅遊局が発した、韓国への旅行制限令だ。3月2日、同局は北京市内の旅行会社に対し、3月15日以降の韓国への団体旅行を禁止するよう、口頭で指示したのである。「昨年で言えば、韓国への外国人旅行者数1724万人のうち、中国人が897万人と全体の47%を占めていますから、韓国の観光業界にとって大きな痛手となることは確実。それどころか、国家経済にまで影響しかねません」(前同)

 そもそも、韓国経済は瀕死の状態。使用時に発火する事例が世界中で相次いだスマートフォン『ギャラクシーノート7』でケチがついたサムスンは、グループイジェヨンの事実上のトップ、李在鎔パククネ被告が朴槿恵政権との癒着が指摘されて韓国特別検察官に起訴されており、“グループ解体”も取り沙汰されている状況だ。同社は韓国最大の財閥で、グループは韓国のGDP(国内総生産)の18%、輸出の21%を占める韓国経済の巨人だけに、スキャンダルの影響は計り知れない。

 さらに、韓国ロッテは骨肉の内紛劇が続いたうえに、裏金疑惑で重光昭夫会長が逮捕。海運最大手の韓進海運は、昨年8月に経営破綻。現代自動車は昨年、20回以上も起きたストライキの影響で、3兆ウオン(約3000億円)の損失を計上する大ピンチなのだ。「この4社は韓国の10大財閥に含まれる中核企業。そさんたんこが惨憺たる状況なのを承知で旅行制限令を出すのは、習政権の本気度の表れです」(同)

 中国をここまで怒らせたサード要因が、THAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)だ。これは、北朝鮮の軍事挑発に対抗すべく、アメリカと韓国が在韓米軍に配備することを決めたものだが、決定直後から中国国防部は「強烈な不満と断固とした反対」を表明するなど、緊迫ムードが漂っていた。

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