松坂桃李(28)主演のドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)が3月19日に最終回を迎えた。『SPEC』(TBS系)などを手がけた堤幸彦監督による斬新な演出や、北大路欣也(74)、濱田岳(28)らが演じる個性的なキャラクターが人気を集め、最終話は平均視聴率9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
最終回放送翌日の20日、このドラマに出演していたミュージシャンで女優のシシド・カフカ(31)がインスタグラムを更新。ドラマのクランクアップ時の写真を公開した。
このドラマでシシドが演じたのは、超ドS刑事の増子すみれ。相棒の土井潤一(和田聰宏/40)を規格外の行動でいつも振り回し、視聴者からは名物コンビとして愛されていた。インスタグラムには「楽しんで頂けたでしょうかー」「ストーリーとは裏腹に楽しい現場で和やかな撮影でした。写真はクランクアップの時のもの。ありがとうございました」というコメントとともに、和田と並んで花束を持ち、和やかな表情を浮かべるシシドの写真がアップされた。
シシドは“ドラムボーカリスト”という異色のミュージシャンとして、2012年にデビュー。27歳という遅咲きながら、デビュー後すぐに出演したグリコ『プリッツ』のCMで大迫力のドラムを披露し、注目を集めた。また、女優としても活動しており、出演作品は少ないが、存在感のある演技が評判となっている。
「シシド・カフカが出演したドラマは今回でまだ2作目です。前作は2014年に放送された、沢尻エリカ(30)主演のドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)でした。ファッション業界を舞台にした作品で、シシドは意地悪なデザイナー役として異彩を放ってましたね。今作でもそうなんですが、彼女はあの妖しい目つきが印象的なんですよ。他の女優にはない独特なキャラクターだと思うので、今後も重宝されそうです」(テレビ誌ライター)
シシドの好演は、『日暮旅人』でも視聴者の心をつかんだようだ。今回のクランクアップ写真には、「最高にかっこよかったよ!」「カフカさんのドSっぷりかっこよかったー」「ミュージシャンとは思えないくらいお芝居うまい! また演技見せてほしいです」「かわいくてカッコいいすみれさん、毎週ほれぼれしながら見てた」と、ファンからの称賛コメントが多数寄せられていた。
『視覚探偵 日暮旅人』のプロデューサーである荻野哲弘氏によると、シシドの起用はライブを観に行ったことがきっかけだったそうだ。髪を振り乱し、はだしで演奏する姿を見て衝撃を受け、「あぁ、シシドさんに超ドSな刑事を演じていただきたいと思った」と起用理由について語っている。
意地悪なデザイナーやドSの刑事など、クセのある役を見事に演じて、ファンを増やしているシシド・カフカ。今後どんな役で我々のどぎもを抜いてくれるのか、楽しみだ。
※画像はシシド・カフカのインスタグラムアカウント『shishido_kavka』より