ナイターで行われた船橋競馬の交流G2「ダイオライト記念」。ジョッキーになって3度目となる年男の誕生日に、今年はパートナーのクリソライトから大きなプレゼントをもらいました。自ら祝って、馬からプレゼントを貰う――これも騎手になったからこそ味わえる幸せの瞬間です。

 それにしても、船橋で走るときのクリソライトの強さは、乗っている僕が驚くほどで、相手がどうこうではなく、相性の良いコースというのは確かにあるという証左ですね。この勝利でクリソライトは「ダイオライト記念」を3連覇。来年は8歳になりますが、音無秀孝先生も、「4連覇を目指します」と宣言していたので、僕もそのつもりでいます。

 地方競馬で話をすると、もう一つあります。大きなニュースにはなっていませんが、昨年、僕が地方競馬で挙げた勝利数は17。地方全国リーディングの収得賞金5位となり、「NARグランプリ2016」で、特別賞をいただきました。

 騎乗依頼があればどこへでも行きますし、どこででも乗るのが騎手の仕事です。中央だから、地方だからという意識の差はありません。勝てばうれしいし、負ければ悔しい。あるのは、それだけです。今年も中央、地方、海外の区別なく、依頼をいただければ乗りに行き、結果を残したいと思っているので、皆さんもぜひ、武豊が乗りに来るという情報をつかんだら、近くの競馬場に足を運んでください。

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